40代のシワ、シミ肌。どうベースメイクでカバーする? エイジング肌補正の第一人者・広瀬あつこさんに聞きました!
Presented by ONLY MINERALS
マスクを外す機会が増え、対面でのコミュニケーションも復活。きちんとメイクをするようになり、鏡をじっくり見たら「頬のシミが増えたかも!?」「口元のシワが深くなった??」と肌の変化に気づき、驚いている人も多いのではないでしょうか。さらに、今夏は猛暑で、肌にとって過酷な状態が続きました。年齢による肌の変化だけでなく、マスク老け、夏老けも加わり、「どうすればいいの~?」と40代女性からお悩みの声が聞こえてきます。
そこでOTONA SALONE編集長・井一が、理論派ヘア&メイクとして知られる広瀬あつこさんに、肌の変化を感じ始める世代の美しい肌作りのコツを教えてもらいました。簡単なのに違いが際立つテクニックは、明日から使えるものばかりです。
マスク生活の間に、私たちのベースメイクの考え方が激変していた!?
OTONA SALONE読者に、マスク生活後の肌やベースメイクに関するお悩みを聞いてみました。いくつかピックアップすると……。
【読者の声】
「3年ぶりにしっかりベースメイクをしようとしたら、どんなアイテムを使えばいいかわからなくなっていました。流行りの質感ってあるのでしょうか」(40歳・事務職)
「ポツポツとあった毛穴が丸から楕円に変化しているような気が。溝にファンデーションがたまってしまい、カバーしているつもりが逆に目立ってしまうのですが、どうしたらいいですか」(39歳・病院受付)
「コロナ禍ではリモートワークが増え、メイクをきちんとする日が少なかったので、できれば肌への負担が軽いベースメイクが欲しい。でも、シミは隠したいからカバー力も必要なんです」(40歳・食品会社勤務)
「鏡を見て口元のシワが増えたなと感じています。同世代と久々に会うと、ほうれい線が目立っていて(言えませんが)、みんな同じなんだと安心する一方、メイクで隠せないかなと思っています」(42歳・保険会社営業)
井一:さまざまな声が寄せられましたが、広瀬さんが実感していること、ヘア&メイクのお仕事をしている中で、マスクオフ後に30代、40代の方たちから聞こえてきた声を教えてください。
広瀬:アンケートにあるように、ほうれい線と毛穴が目立つという声はよく聞きます。あと、意外と多いのがチークの塗り方を忘れた!ということ(笑)。マスクで隠れてしまうので、省いていた人が多いんですね。
井一:マスクで隠れていた部分が全体的にたるんで、下がった気がするという声も多数寄せられました。広瀬さんは、どう感じていますか?
広瀬:鼻の下が伸びた気がするという声もちらほら聞きますね。鏡を見ることで、筋肉が緊張して3割増しのいい顔になると言われますが、この3年間それがあまりなかったことで、間延びした印象になった人が増えたようです。また、会話が減ったことで口輪筋が使われず、唇が巻き込まれて鼻の下が伸びたり、口角が下がったり、ほうれい線が深くなったりとぐっと老けたようになってしまいました。
井一:なるほど。確かに40代前半でもシワが深くなったという声が聞こえてきますね。ほかにも、メイクが古く感じるというお悩みもありました。
広瀬:久しぶりにメイクをしようと、3年前のコスメをそのまま使っているからではないでしょうか。ポイントメイクだけでなく、ベースメイクにもトレンドがあるので、3年前のものを使っていては、ダメです。また、ベースメイクの進化は目を見張るものがあるため、最新のアイテムを手にすることが大原則です。
井一:広瀬さんが注目している、今年らしいベースメイクはありますか?
広瀬:カバー力があるのに重くなく、素肌っぽさとツヤが絶妙に出せる「オンリーミネラル 薬用 リンクルホワイト BBクリーム」です。
井一:BBクリームというと、少し厚みを感じる仕上がりで私は少し苦手意識があるのですが……。
広瀬:心配しなくて大丈夫です! その重たさがなく血色のいい素肌感を表現できます。
井一:素肌感というと、シワやシミが気になってしまいますが、その点はいかがですか?
広瀬:肌に1枚薄い膜をふんわりとかけたような仕上がりになります。シミのカバーにも優れているんですよ。さらに、メイクをしながらシワ改善※1ができるんです。ナイアシンアミドという有効成分が配合されているので、ファンデーションの役目だけでなく、シワ改善クリーム、美白※2美容液の役目も果たしてくれるんです。SPF25/PA++なので、秋冬の紫外線対策もバッチリ。
井一:スキンケア機能が高いBBクリームは40代にとって、うれしいですね。
広瀬:すでに使っているのですが、日中もスキンケアできているので家に帰ってからも肌の調子がいいように感じます。乾燥も気にならなくなってきました。これからの季節にぴったりです。
この秋冬、目指したいのはこんな肌!
井一:素肌のような自然な仕上がりですね。
広瀬:メイクがごぶさたという人も多いので、いかにも化粧をしています!という気分ではなく、健康的な血色とツヤを大事にしたメイクが今季のトレンドです。
井一:すっぴん風なのに、ちゃんと立体感もあって血色がよく見えるのはうれしいですね。うるおいも感じます。
広瀬:薬用 リンクルホワイト BBクリームはのびがとってもよいので、テクニックがなくても自然な薄づきになります。だけど、気になるアラはカバーしてくれるんです。うるおい力もあるから、ナチュラルなツヤも出せる。やり過ぎないツヤだから、40代にはぴったりですね。
井一:では、ここからは読者の皆様から寄せられたベースメイクのお悩みを解決する使い方を広瀬さんに教えていただきます。
お悩み解決アイテム
全2色(ライトオークル/オークル)
SPF25/PA++
25g
4,950円(税込)/ヤーマン
1本で美白※2美容液、シワ改善クリーム、化粧下地、日焼け止め※3、ファンデーション、コンシーラーの6役をこなす。ナイアシンアミド配合で、メイクをしながらスキンケアも叶う。厳選した植物エキスやセラミドがうるおいを与え、肌にやさしい処方。石けんでするりと落ちるのもうれしい。
悩み1 毛穴がたるんで下がってきたことで、ベースメイクを塗ると悪目立ちしてしまいます
井一:毛穴が広がってたるむと、そこにクリームがたまってしまいますよね。これ、私も対処法が知りたいです。
広瀬:ポイントは、しずく型にたるんだ毛穴を円形に戻してからベースメイクを塗ることです。すると、たるんだ毛穴の下のほうにクリームがたまるのを防ぐことができます。あと、塗りすぎないことも大切です。顔の中心から塗るのではなく、頬骨を起点に外へのばし、指の腹についているクリームの残りを内側へトトト……とタッピングして薄くのばすイメージです。
頬骨の高い部分から下に3カ所、BBクリームを点置きし、外へ滑らせるようにのばします。このあたりはシミが目立ちやすい部分なので、先にBBクリームを塗ってカバーします。
目尻の下を軽く引っ張り、たるんだ毛穴を引き上げます。残ったBBクリームを指でトントントンと置くように顔の中心になじませます。特に毛穴が気になるところは下から上にトントントンとタッピングするときれいにカバーできます。
悩み2 シミを上手に隠したい。でも、コンシーラー+パウダーくらいの軽い仕上がりが希望です
井一:隠そうとするとどうしても厚塗りになりがちですが、BBクリームだけでもカバーできるのでしょうか。
広瀬:ボテッと塗るとヨレてしまい、かえって色ムラもできて見た目がよろしくないんですよね。手の甲で量を調整してから、シミにトンと転送するときれいにカバーできます。このBBクリームはカバー力もあるので、薄いシミならきれいに隠すことができますよ。
手の甲にBBクリームを少量出し、薬指でのばしながら量を調整します。指の地肌が透けるくらいの量をとってください。肌より暗い色を選ぶのがポイントです。
指についたBBクリームをシミに転送するイメージで、トンと置きます。まわりとなじませるように、軽くトントンと指でおさえましょう。
悩み3 顔全体がたるんで大きくなったよう。キュッと引き締まった顔に見せられますか?
井一:しばらく対面で会うことがなく、会話も少なくなっていたせいで表情筋が使われず、顔全体がたるんだという声もよく聞きますね。小顔に見せるにはシェーディングでしょうか?
広瀬:いえ、BBクリームを2色使ってメリハリのある立体顔ができますよ。自然なコントラストがつくので、やり過ぎ感がなくナチュラルに仕上がります。オークルを全体に塗ったあと、ライトオークルを高く見せたいところに薄く塗るのがポイントです。
オークルを全体に塗ったら、ライトオークルを目の下の三角ゾーンと、上まぶた、鼻筋、あご先に薄くのせる。
手の甲に小豆大のBBクリーム(ライトオークル)を出し、中指と薬指で伸ばしながら量を調整します。地肌が透けて見えるくらいの量をとって塗ります。
高く見せたいところにトントントンとのせ、のばします。(塗る場所は上写真の位置)
悩み4 秋冬は乾燥して粉ふきが心配。乾燥しにくく、ムラなく塗れる方法を知りたいです
井一:薬用 リンクルホワイト BBクリームはうるおい力があるので、乾燥する心配はなさそうですが、何かコツはありますか?
広瀬:季節の変わり目は肌が敏感になって、肌荒れをしやすくなりますよね。そんなとき、肌をこするのはよくないので、さっと塗れる筆を使うのがおすすめです。筆を使うときも頬骨から塗るようにしましょう。
筆は乾いたままだと肌がこすれてしまうので、少し湿らせておきましょう。手の甲にBBクリームを出し、筆の片面にとって頬骨からのばします。
筆で全体を塗ったら、スポンジで軽くトントンとたたき込むように肌にフィットさせます。余分なクリームがとれ、ムラのない仕上がりに。
悩み5 鼻の下が伸びて、口元がさびしい印象に。メイクで短く見せることはできますか?
井一:最近、人中を短くするプチ整形も流行っていると聞きます。みなさん、気にされているんですね。メイクで、できることってありますか?
広瀬:加齢で上唇が薄くなるので、鼻の下が伸びたように見えるんです。ぷっくりとした唇をリップで作ってあげることがひとつ。それと、鼻の下に影を作ること。これで鼻と口の距離が短くなったように見えるんです。
図の位置、鼻の穴の下と人中の上の方だけに影を入れます。使うのは、ミネラルカラーズ アイシャドウ デュオのアイバーム。肌なじみのいいココアブラウンでシェーディング。
3,740円(税込)/ヤーマン
保湿しながらメイクが楽しめるアイバームと、繊細なキラメキが楽しめるミネラル100%のアイシャドウがセットに。石けんでオフできる。全5色展開。
チップで唇の輪郭を描きます。上唇は1ミリ外側に輪郭を描き、ぷっくり感を出すのがポイント。輪郭を描いたら内側を塗ります。
ティッシュで軽く押さえると、輪郭ははっきりと残りつつ自然な仕上がりに。
2,750円(税込)/ヤーマン
ミネラルと天然由来成分100%の高発色リップカラー。口紅で皮むけしがちなど肌が敏感な方でも、唇をケアしながらトレンドカラーが楽しめます。しっかり色づくのに石けんでオフできる。全5色展開。
ずらりと登場! オンリーミネラルの23AW Collection「Emotions」肌にやさしく、トレンドメイクが楽しめる!!
限定2色(ブライトシフォン、ロージーコットン)
5,170円(税込)/ヤーマン
パウダーなのになめらかさがあり、フィット感抜群。色ムラや毛穴を自然にぼかし、肌トーンを上げながら透明感※4のある肌に仕上がる。ファンデーションをしたくない日は、素肌にそのままつけるのもあり。
(右)ファンデーション
全18色
4,180円(税込)/ヤーマン
※10月1日リニューアル発売
合成防腐剤や合成香料、合成着色剤などを一切使用せず、つけたまま眠っても肌への負担が少ないファンデーション。もちろん石けんでオフができます。使いやすさを考えて、容器を改良しリニューアル。
井一:コントロールカラー(ミネラルフェイスカラー デュオ)も素敵ですよね。
広瀬:血色感がほしい人はロージーコットン、透明感※4がほしい人はブライトシフォンがおすすめです。2色が分かれているので、単色でも使えるのもいいですね。今季のトレンドである肌の透け感、ツヤ感も作りやすいと思います。
井一:ファンデーションは、中身はそのままに容器がリニューアルしたそうです。
広瀬:18色もあるので、肌にぴったりの色が見つかりますね。容器は環境に配慮してリサイクルができる素材が使われているんですよね。詰め替え用もあるのがうれしい。
井一:ベースメイクのほかに、カラーアイテムも充実しています。広瀬さんのお気に入りは?
広瀬:どれも使いやすくて、選ぶのが難しいですね。共通して言えるのは、長時間メイクをしていても、肌の調子がいいということです。肌をいたわる成分が入っているので、肌が弱くメイクすることを避けていた人でも、トライできるのがうれしいですね。ミネラルカラーズ リップセラムは、皮むけもしにくいですし、ずっとうるおっている感じがします。しかも、絶妙な色がおしゃれ! 04のウォームテラコッタと05のクリーミーナッツを混ぜて使うのがお気に入りです。
井一:私も、これまでどのリップを使っても皮むけしてしまい、リップメイクは諦めていたのですが、これは本当にしっとりして皮むけしないんですよね。
広瀬:アイシャドウ デュオもアイバームとアイシャドウのセットになっているのがいいなと思いました。アイシャドウのキラキラ感は派手にならず、上品なキラメキなので40代の大人世代でも使いやすいと思います。アイバームはチークとしても使えて便利。どの色を合わせても秋のおしゃれメイクがすぐに完成しますよ。
詳しくはコチラ→ONLY MINERALSブランドサイト
※1ナイアシンアミド
※2メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ(ナイアシンアミド)
※3化粧品効能による
※4メイクアップ効果
教えてくれたのは…
広瀬あつこさん
美容室勤務を経て、著名メイクアップアーティストに師事した後、2007年に独立。雑誌やWEBなど女性向けメディアの美容企画では、理論的で誰でも簡単にきれいになれる方法を教えてくれると大人気。俳優やモデルからの支持も厚い。著書に『スマイルメイク-5歳で引き寄せ力UP!』(世界文化社)がある。
撮影/寺田茉布(LOVABLE) ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/殿柿佳奈 取材・文/岩淵美樹