【後編】危うく不倫するハメに!? 婚活で出会った彼の「驚愕の事実」とは?
不審な行動が多い彼の正体は、なんと「資産家の御曹司」?
デート中、彼はあまり多くを語らず、時々ガラケーをチラチラと見てばかり。
「携帯、気になるんですか?」と尋ねると、彼曰く「休みの日も、勤め先の学校から連絡が来る」ことがあるのだとか……。
しかしデートをしたその日は、土曜日。
公務員で、なおかつ小学校なら休みのはずだし、学校から連絡が来るのはおかしいと感じた愛理さん。不審な顔をする愛理さんの表情を見て、彼は「これはダメかも?」と悟ったのか、その日のお会計はまさかの割り勘。
「公務員で、マンションも所有しているのに割り勘なの? しかも、ファミレスなのに……。お会計だって、2人合わせて2,000円ちょっと。初デートなわけだし、払ってくれてもいいのに」と、愛理さんはイライラしたそうです。
その後、彼から「また会いましょう」とメールが来たものの、どこか彼の行動に「気持ち悪さ」を覚えた愛理さんは、「ごめんなさい。思っていた人とどうやら違うと感じたので、もう会えません」ときっぱり断ったそう。
すると、彼から「実はここだけの話ですが、僕は先祖代々から伝わる由緒ある家で育ちました。まぁ、いわゆる資産家ですね。今住んでいるマンションの他にも、不動産を多く親から譲り受けています。不動産はのちのち賃貸に出せますし、愛理さんを困らせることはありません」と、メールが届いたのです。
「彼は公務員なのに、不動産を賃貸に出したら副業禁止のルールに抵触したりしないの? それに、どこか嘘くさい話……」
そもそも、本当に由緒ある家の人なら、わざわざファミレスで待ち合わせなどしないはず。それに、彼はフォークやナイフの持ち方も雑で、食べ方もくちゃくちゃと音を立てており、どう見ても「育ちの良さ」を感じられなかったそうです。
彼の話が「嘘」と感じた愛理さんは、「ごめんなさい」と断り、それから二度と2人が会うことはありませんでした。
しかし、この話はまだここでは終わらなかったのです。
彼の存在を忘れた半年後。「とんでもないメールの内容」が届いて、開いた口が塞がらない
愛理さんはその彼と別れて半年後、友人の紹介で素敵な男性と出会い、交際がスタート。幸せな生活を送っていた頃に、なんと彼から思いも寄らないメールが届いたのです。
彼からのメールには「今日、子どもが生まれました。僕は幸せです。愛理さん、もうすぐ35歳ですよね。出産適齢期だと思いますし、いい人と出会って結婚できるといいですね。愛理さんの幸せを、心から願っています」と書かれていたとか。
愛理さんは思わず「えっ、子どもが生まれたということは? もしかして、私とパーティーで出会った時はすでに『既婚者』だったということ?」と知り、顔が真っ青になったそうです。
一般的に、女性の妊娠期間は「約280日(10か月)」といわれています。
つまり、半年前婚活で出会った頃には、すでに彼には奥さんがいて、妊娠していたということになるでしょう。
もしかしたら、リーズナブルなファミレスをデートの待ち合わせにしたのも、「オシャレな店でなければ、周囲から怪しまれない」と思ったからなのかもしれません。万が一、知り合いに目撃されたとしても、オシャレな店と比べれれば言い訳がしやすそうです。
奥さんの妊娠中は、男性が不倫・浮気に走りやすいといわれています。しかし、まさか婚活パーティーに紛れ込んで、不倫相手を物色していたとは……。この時の愛理さんは、怒りでぶるぶると震えが止まらなかったそうです。
愛理さんはその経験から、これから新たな出会いをする時は「信頼できる人の紹介」しか信用しないことに決めたと語ります。
婚活パーティーは、相手の条件を見極めながら出会いを探せるメリットもある反面、「既婚者かどうか」は自己申告制のところが多いので、「情報が本当に正しいか?」は疑う必要があると言えるでしょう。
もし、「絶対に、独身男性と出会いたい」と考えている場合は「独身証明書」が必須の「結婚相談所」か、信頼できる友人からの紹介がいいのかもしれませんね。
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