「東大」は本当にすごいのか?現役東大生になって初めてわかった、その賛美の意味とは
「東大」の2文字が持つ驚きのパワー
3回受験して、4月から東京大学に通っている。ぼくは38歳で合格したため多少話題になった。合格時と入学式の後は多くの媒体で記事にしてもらって、反響も大きかった。コメントの一部を紹介したい。
「何歳からでも挑戦できるんだ」
「勇気をもらった」
「自分も30代になってから資格試験の勉強を始めたけれど記憶力が落ちた」
「この歳での東大合格はすごい」
Yahoo!ニュースのヤフコメやX(旧Twitter)での反応は、荒っぽく分けるとこのような意見が多く、さらに共通部分だけ抜き出すならば一言「すごい」だった。
「すごい」ないし「エグい」がみんなの共通認識だった。
だが果たして本当にすごいことなのだろうか。まず、「すごい」という言葉について考えてみたい。
「すごい」の語源を考える

shutterstock.com
おそらく古典で学ぶ「凄し」に語源を持つだろう。
三省堂『全訳読解 古語辞典』の語釈にはこうある。
- 気味が悪い②ひどく寂しい③ぞっとするほどすばらしい
現代語では①②の意味では用いられず、③の場合のみが使われる。しかし、「すごい」に置き換えられる言葉は多くない。例えば、「すばらしい」や「素敵」などが考えられるが、同値ではない。これらは良い評価をしたと伝えることはできるが、「すごい」の持つ驚きのニュアンスを持たない。
ちなみに、三省堂『三省堂国語辞典 第七版』を見ると、「すごい」の語釈には「②力や程度がはなはだしい。驚くほどだ。」とある。やはり驚きの意味が込められていて、それを代替する言葉は存在しないように思う。
だから、みんな口を揃えて「すごい!」と言ってくれたのだ。
受験のために国語を深く学び直したが、合格したあとが最も日本語における語彙の限界について考えた瞬間だった。
すごさのグラデーション
英語やフランス語であれば、何か素晴らしいことが起こったとき、成功した時に用いる単語は複数ある。例えば、大修館書店『Genius6 JE3』で「すごい」を引くと、「程度が甚だしい」の意味で「huge」「eneormous」「terrible」とあり、「すばらしい」の意味で、「wonderful」「great」「fantastic」「terrific」「remarkable」とある。
これを日本語では「すごい」一つで担っているので、他者の発する「すごい」にはグラデーションがあるはずだ。
つまり、他者の放った「すごい」にはその人の内面が表現されていないので、どのくらい「すごい」と思っているのか客観的には分からない。だから、どのような場合に最も「すごい」と思うのか考えてみることにした。
つづき▶東大という、山に登らないと山の高さは分からない。だからこそ、さんきゅう倉田さん自身でさえ3回の受験を経てみごと合格するまでは、本当の意味で「東大すごい」を理解できていなかった!?_こちらから読む
1 2
スポンサーリンク
【注目の記事】
- これで2万2000円は破格…【ウエスト・腕・脚】気になる6部位を「ながら」で同時&簡単にトレできる「ボディフィット3」を超解説!
- 「梅毒、陽性です」。夫以外とは関係がないのに…。夜の接待を「仕事」と言い張る夫を信じた妻の絶望
- 「こどもNISA」2027年新スタート時に私も始めたいのですが、今すぐ準備すべきことがあるって本当? 働く40代50代がいま知っておきたい「3つの盲点」
- 履くだけでこなれる【GU】の旬パンツ。シアーカーデを効かせた秋の着こなし【40代の毎日コーデ】
- 児童相談所に一時保護された娘(13歳)を取り戻したい!通報の原因は、夫による「関係の強要」。現場を目撃してしまった娘が情緒不安定に
スポンサーリンク
















