30代後半の婚活は茨の道?マッチングアプリでようやく出会ったイケメンの正体とは
30代半ばに差し掛かり、急に結婚したくなり婚活スタート
愛知県在住の佳子さん(仮名・37歳/会社員)は、30代前半まで仕事に邁進し続け、趣味のイベントサークルでの活動も積極的に取り組んできました。その頃の佳子さんは、結婚したくなったらいつでも相手ができると甘く考えていたようです。
しかし、36歳に差し掛かった頃、サークルの仲間は次々に結婚。仕事先でも、同期の女性はほぼ寿退社をしており、気づけば独身女性が佳子さんの周りに1人もいない状況になってしまったそうです。その時初めて、佳子さんは「結婚しなきゃ」と焦るようになったとか。
しかし、いざ婚活をしたいと思っても、当時はコロナ渦にちょうど差し掛かったころ。おまけに、周りには一緒に婚活をしてくれそうな仲間もいない状況でした。
そこで佳子さんは、1人でも気軽に婚活できる「マッチングアプリ」を利用することに決めたそうです。まさか、そのマッチングアプリで、スリリングな出会いが訪れるとは知らずに……。
マッチングアプリで、斎藤工似のイケメンとカップル成立
マッチングアプリは、相手のプロフィールを見ていいなと思う人に「いいね」ボタンを押し、お互いに「いいね」を押せばカップル成立となり、メッセージのやり取りができる仕組みとなっています。
佳子さんがマッチングアプリで登録したところ、「いいね」をくれるのは50代、60代で「再婚相手を探しています」という方ばかりだったそう。
佳子さんは初婚なので、できれば再婚ではなく「お互い初婚同士」で、相手の年齢は「30代~42才くらいまで」を希望していました。その理由は、あまりにも年が離れた人とは付き合った経験もなく、できれば同世代の男性の方が話が合うとも思っていたからです。しかし佳子さんの想いとは裏腹に、自分が「いいな」と思う人とは全然マッチングできず、イライラが募る日々……。
そんなある日、ふとマッチングアプリで端正なルックスの男性の情報が流れてくるのを発見した佳子さん。
男性の職業は「工場作業員」で、38歳。プロフィールによると、仕事が忙しくて婚活ができないからと、マッチングアプリに登録しているとのことでした。「もしかしたら」と思った佳子さんは、彼のプロフィールに「いいね」を押してみることに。すると、すぐに彼から「いいね」が届いてマッチングが成立。
彼は佳子さんと年齢も近いうえに、好みの俳優「斎藤工さん」によく似た端正な顔立ち。おまけに住む場所も近かったので「このチャンスは、絶対に逃してはいけない!」と佳子さんは思ったそうです。
彼は「孝弘」という名前で、マッチングアプリを登録していました。
佳子さんが孝弘さんとマッチングすると、すぐに孝弘さんから「いいね下さり、ありがとうございます」と、丁寧なメッセージが届きました。マッチングアプリの中には、最初からタメ口、または失礼な文面の男性も多かったので、丁寧かつお礼が言える彼の人柄に、心惹かれたと佳子さんは語ります。
その後も、何度かやり取りをしていくうちに、孝弘さんから「もしよかったら、LINEのアカウントを教えてもらえませんか」と連絡がきたそうです。
マッチングアプリの禁止事項を催促する彼に対し、妙な違和感
しかし、マッチングアプリでは「アプリ内で、LINE交換を禁止」という規定があります。そのため、佳子さんが「規定があるから、LINE交換はできません。交換するなら、実際に会ってからにしましょう」と伝えることにしました。
すると孝弘さんから「こちらこそ、無理をいって失礼しました。実は規定をしっかり読んでいなくて……」と連絡が届いたので、佳子さんは「気にしなくてもいいですよ」と返答。
この時、佳子さんは「なんでアプリ内でやり取りしているのに、LINEへ誘導したのだろう……」と、妙な違和感を覚えたそうです。ただ、佳子さんも説明文をしっかり読まないままモノを使うことも多かったし、マッチングアプリの使い方に問題があっても「まぁ、そういうこともあるでしょう」と受け止めることにしました。
その後、2人は何度かやり取りをしたのち、実際にお店で会うことになったそうです。
デートが決まった時、孝弘さんは「家まで車で迎えにいきましょうか?」と言ってきたそうですが、佳子さんは実際に会ったことのない人の車に乗るのは流石に危険と感じ「駅近くのお店で会いましょう」と伝えました。車での迎えを断ると、やや孝弘さんのメッセージでのテンションがどことなく落ちたような気もした佳子さんは「もしかして、私の体狙いだろうか……。いや、まさか……」と不信感が徐々に募ったそうです。
それから、2人は駅近くにある居酒屋でデートをすることに。
実際の孝弘さんは、写真より細くてやややつれたような表情だったと佳子さんは語ります。写真の印象とはずいぶん異なったため、佳子さんは少しびっくりしたそうです。でも、佳子さん自身も「とびきりの一枚」を選んでいたので、人のことはあまり言えないだろうと考え直すことにしました。
つづき▶【後編】では、彼の言動に感じたかすかな違和感の理由が明らかに!__こちらから読む
【編集部より】
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