乳がんで手術をしていることを告白。彼の予想外の反応に驚き!【オトナ婚/第19話(後編)】
結婚願望がないという価値観がお互い一致して
――らいむさんの不安も払拭されてよかったです! 晴れて交際が始まったわけですが、その先に結婚というゴールはお互い見据えていたんですか?
「最初にも言ったように、私は本当に結婚願望がなかったんです。パートナーがいるといいな、と思うことはあるものの、結婚そのものに対する憧れはゼロでしたね。
実際交際を始めるときも彼から『結婚願望はある?』と聞かれたのですが、正直に『わからない』と答えました。
それであとあと聞くと、実は彼も結婚願望がない人で。彼は過去に16年間付き合った女性がいて、結局別れてしまったので『結婚はいいかな』という考えだったようです。
二人とも結婚願望が薄く、今を一緒に楽しく過ごせればいいという価値観が一致したんですよね、40代カップルにしては珍しいかもしれませんが(笑)」
――たしかに双方に結婚願望がないのは、オトナ婚連載ではあまりないパターンかもしれません。ではなぜ結婚することになったんですか?
「それは単純に『籍を入れた方が物事がスムーズに進むから』です。夢のない話ですみません(笑)。
まず付き合い始めた時、お互い実家住まいだったんです。なかなか気軽に会えないので、いずれ一緒に住みたいよね、という話になりました。もうひとつ、彼には将来的に飲食店を経営したいという夢があって。一緒に住むにしてもお店を始めるにしても、今の日本は結婚という形をとっておいた方が何かとやりやすいんですよ。それで入籍をすることにしました。
あ、一応プロポーズもいただきましたよ(笑)」
――結婚してみていかがですか?
「結婚という制度自体には特に感じることはないのですが、やっぱり一緒に住めるようになったのはうれしいですね。
私は実家を出たのが初めてだったので最初こそ不安があったのですが、今は毎日楽しいしうれしい! 同じ家に帰って一緒に生活をするということすべてが新鮮でしたね。
そして、結婚した後で私は転職もしました。それまでの飲食店のマネージャーとしての仕事は、朝番、夜番があったり、週末出勤があったりと不規則だったので、生活のすれ違いをなくそうと思って。
新卒で入社して以来ずっと勤めていた会社で、それなりのポジションにもつけていたのでもったいない気もありましたが、いろいろ天秤にかけて考えた結果、思い切って転職しました」
――実家を出て転職もして、結婚で生活がガラリと変わりましたね。
「ほんとそうです! 結婚して1年経ちますが今でも毎日がとにかく楽しい。
仲良く暮らすためにお互い気をつけていることといえば、まずは挨拶をちゃんとすることですかね。ありがとうとかおはようとか、ちゃんと言うようにしています。あとは思ったことがあればお互い口に出して伝える、ということかな。察してほしいとかいうのはなしね、と約束しています」
乳がんの経験を明るく話してくれるらいむさん。前職の話を伺っていても、昼夜を問わない体力仕事を一生懸命やり遂げている様子が伝わってきました。そういった裏表なく頑張る姿を旦那様も見て、惹かれるところがあったのかもしれません。
努力はどこで誰が見てくれているかわかりません。婚活をしながらも目の前のやるべきことを手を抜かず、(できる範囲で)まじめに取り組んでいかなきゃな、と思わされたインタビューでした。
■らいむからのメッセージ■
・依存しすぎない。自分がやりたいことは我慢しない。
・仕事や好きなことを一生懸命する。その姿が男性にはよく映ることも。
・共通の趣味を持つ人を探す。特に男性フィールドの趣味を女性が始めるとめっちゃモテる!
【編集部より】
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