この女は何者?【婚約者の女友達】に圧迫面接で値踏みされた屈辱。非常識行動の裏にあった狙いとは
婚約者から、突然女友達を紹介されて困惑
男性は、朱里さんと同様に「結婚したい」という意思があったので、交際後はすぐにお互いの両親を紹介し合う仲に。お互いの両親もそれぞれのことを気に入り、トントン拍子で婚約まで話が進みました。朱里さんは今まで婚活に難航していたので、「決まる時は、こんな簡単に進んでいくんだ」と改めて感じたそう。
それは、ある日のことでした。朱里さんは、婚約者から「俺の女友達が、君に会いたいと言っている。今度、3人でご飯を食べない?」と声をかけてきたのだそう。正直、朱里さんは「なぜ、女友達が私に会いたいと思うんだろう……」と疑問を感じたそうです。
その後、朱里さんの婚約者と朱里さん、そして婚約者の女友達との3人による飲み会を行うことに。飲み会会場は、婚約者が行きつけの居酒屋でした。居酒屋の扉を開けるなり、向こうから眼光鋭い女性が腕を組み、朱里さんの方をジーーッと見ていることに気づいたそうです。そのあまりの迫力に、朱里さんは数歩後ずさりしたのだとか。
なんと、その女性が婚約者の「女友達」だったのです。婚約者の話によると、女友達は大学のサークル仲間で「美紀さん(仮名・婚約者と同じ年齢で35歳)」という女性でした。美紀さんは、朱里さんの顔を見るなり「へぇ、この人なんだ」と吐き捨てるようにセリフを吐いたそう。
その失礼な態度に、朱里さんは思わずムッとしたと語ります。でも、怒りを相手に悟らせるのは「大人げない」と感じたので、冷静を装い「〇〇(婚約者の名前)の婚約者である朱里と申します。本日は、宜しくお願いします」と頭を下げました。
しかし、美紀さんは頭を下げることもなく、舐めるような視線でジロジロと朱里さんを確認しながら「へぇ、ちゃんとしているじゃない」とボソッと呟いたのだとか。その堂々とした態度は、まるで婚約者専門の「監督」のようでもあったと、朱里さんは語ります。
美紀さんの失礼な態度は、その後も変わらず続いたそうです。
女友達の、面接のような質問攻めにうんざり
居酒屋で飲み会が始まると、婚約者は意気揚々とした顔で「久しぶり、美紀。相変わらずだね。ハハハ」と嬉しそうな顔。その表情は、朱里さんも見たことがなかったそうです。見知らぬ女性に、「自分も見たことがない表情」を見せる婚約者に対し、朱里さんは戸惑いを隠せませんでした。
その後も、美紀さんは朱里さんに「なんで、〇〇(婚約者の名前)と結婚しようと思ったの? そんなに格好よくないし、いい男でもないよ?」「仕事は何をしているの? 正社員? バイト?」と、まるで面接官のようにガンガン質問を吹っかけてきました。
正直、見知らぬ男性から自分の婚約者のことを「格好よくないし、いい男でもない」と罵られるのは気分が悪かったと、朱里さんは語ります。誰だって、自分がこれから結婚する人のことを悪く言われて、いい気はしないものですよね。
最初のうちは真面目に答えていたものの、やがて答え続けるのが苦しくなり「なぜ、そんなことを聞くんですか?」と朱里さんは切り返したそうです。
すると、美紀さんから「思いもよらないセリフ」が返ってきたのです……。
「実は、〇〇(婚約者の名前)と結婚する相手として、ふさわしいか私がチェックしようと思って」
そのセリフを聞いた途端、朱里さんは思わず「はぁ?」と声が出たそうです。
隣では、ヘラヘラと笑い続ける婚約者の姿が横から見えて、朱里さんはそんな彼の態度にもイライラしたのだとか。その後も、美紀さんはさらに話を続けました。
「だって、彼。お人よしで、性格はいい人なのよ。だから、変な女に騙されたら辛いと思って……。だから、女友達の一人として、あなたがどんな人か知りたいと思ったの。話をしてみて、真面目で冷静だし。私の失礼な質問にも、冷静に淡々と答え続けるところ、気に入ったわ。あなた、〇〇の婚約者として合格よ」
美紀さんの話を聞き続けて、朱里さんは頭がクラクラしてきたそうです。
つづき▶【後編】では、初対面の女性から身辺調査のような質問をされてイライラ! その女性の正体とは?…についてお届けします。__ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶
【編集部より】
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