ジムで運動不足を解消しようと思っただけなのに。危険な出会いを経験した主婦が得た「学び」とは
いつもと違う、距離の近い彼にビックリ
礼二さんは素敵な男性なので、怜子さんは「体を近づけられた」としても、決して悪い気はしませんでした。ただ、いくら礼二さんが素敵だとはいえ、怜子さんにとって娘、夫が大事な存在であることに変わりはありませんでした。夫に「異性」としての魅力は感じなかったものの、自分たち家族のために働いてくれているし、そういった意味では「感謝」の気持ちが怜子さんにはありました。
家族のために働く「夫」や、大切な娘を裏切ることはできない。そのような理由から、怜子さんには不倫、浮気をするほどの度胸がなかったようです。
そんな怜子さんの思いを他所に、礼二さんは「前から思っていたけど、怜子さんって横顔キレイですよね」など、容姿やスタイルをベタ褒めしはじめました。次第に礼二さんは、怜子さんの太ももに手を乗せて、撫でるように触り続けてきたそうです。
怜子さんはこの瞬間に「もしかしたら、私の体を狙っているのかも。この後、ホテルに誘われる気がする……。どうしよう」と思いました。結局、怜子さんの体が硬直しているのを察した礼二さんは、太ももを触るのを辞めて「そろそろ時間だし、帰ろうか」と言ってきたそうです。
その後、礼二さんはスポーツジムで怜子さんの姿を見ても、「あっ、どうも」と決まりが悪そうな表情で対応するようになりました。おそらく、「手を出したかったけど、手が出せなかった」ため、もう怜子さんに興味がなくなったのでしょう。
気まずさを感じて、ジムを解約することに
次第に怜子さんは、礼二さんとジムで会うのが気まずくなり、ジム通いを辞めることにしたそうです。
結局、怜子さんはケチな夫、部活と塾で忙しい娘との「いつもと変わらない日常生活」に戻ります。刺激のない生活ではあるものの、あの時礼二さんの誘いに乗っていたら、この日々を失っていたのかもしれません。そして、その日々を失って初めて、平和な日常への感謝を感じるのかもしれない……。ふと、そんなことをぼんやり思うようになったと、怜子さんは語ります。
怜子さんはこの経験から、男性のいる「スポーツジム」では変な出会いが訪れる可能性があるので、これからは「危険な出会い」を防ぐよう女性が多めの習い事(ベリーダンス、ヨガ教室など)を探そうと検討中とのこと。
男女が集うスポーツジム、習い事は出会いも増える半面、既婚者の場合はその出会いから「不倫」「浮気」などのトラブルも起こってしまいがち。男性からの危険なお誘いを避けたい方は、女性が多めの習い事を探すといいのかもしれませんね。
【編集部より】
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