エリート銀行員たちの驚きの恋愛事情。「火遊び」のつもりが大火災に!?暴かれた男の「正体」とは (前編)
ムードは抜群、六本木の夜景をバックに……
「ベランダに出てみると、露天風呂からは六本木の夜景を見渡せました。こういうキラキラした場所に子供を産んでから遠ざかっていたから、素敵だなと思って眺めてました」
そしたら仁さんが「一緒に入らない?」と言ってきました。
「私はそんなに自分の体に自信があるわけじゃないから、断ったんです。そしたらタオルをつけたままでいいよって。そのまま一緒にお風呂に入りました」
冬の空は澄んでいて、六本木のネオンがキラキラと輝いていました。
温かい湯船につかりながら、千尋さんは久しぶりに幸せをかみしめていました。
「私の息子は、大学まで行ける一貫校の中学に入ったのに、不登校になったんです。夫は『息子の好きなようにさせてやれ』って言うんだけど、誰が受験のために塾に連れて行って、宿題のフォローをしたと思ってるんだ……って」
そのことを仁さんに話すと、彼は「子供なんて生きているだけで充分だよ。大丈夫、大丈夫ってお母さんが思っていれば、その子は絶対に大丈夫になるんだよ」と慰めてくれました。
「京都大学を出たエリートの彼の言葉には、説得力がありました」
いつしか会話は熱い抱擁にかわり、二人は口付けを交わしたのだそう。
ベッドに移り、行為が始まるまで、これ以上の言葉も時間も要りませんでした。
当時の千尋さんはこの関係を「軽い火遊び」にしか考えていませんでしたが、これは後に大きな炎となって燃え上がり、彼の隠れた一面を暴くことになるのです。
▶後編はこちら「恐ろしい事実……火遊びが大火災に!炎が示した不倫相手の正体とは!?【エリート銀行員たちの不倫事情】後編」
(文/登彩)
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