42歳、自分の結婚を後悔…。同窓会で商社マンになった彼と話していただけなのに、夫が激怒！

2024.01.31 LIFE

42歳で、久しぶりの同窓会に誘われて

三重県に住む美香さん（仮名・42才/パート勤務）は、同じ年の夫、長男（17歳）、長女（13歳）の4人家族。

夫とは中学の同級生で、交際は中学２年生からスタート。夫はクラスの中でもヤンキーっぽい雰囲気で、周囲からは「不良」と呼ばれることもあったようです。当時はちょっと悪そうな男性が女性に人気があったので、夫も女性からモテてはいたのだとか。

ある日、夫から「俺と付き合ってくれ」と呼ばれた美香さん。決して彼がタイプという訳ではなかったものの、見た目や性格も嫌いじゃなかったことから、交際することに決めたそうです。ただ、夫はやや嫉妬深い性格で、美香さんが他の男性と仲良くする度に、「なんで、仲良くするの？」と喧嘩腰で話を振ってくることもあったと、美香さんは語ります。

美香さんは何度も「別れよう」と考えたこともあったそうですが、喧嘩をして数日後に夫が「あの時は本当にごめん！」と泣きながら誤ってくるため、結局許してしまうのだそう……。
二人はその後もズルズルと交際を続け、20歳の時に結婚。結婚した理由も、美香さんがバイト先の男性と仲よくしようとしたため、夫が焦って何度もプロポーズしてきたのがきっかけだったそうです。

結婚してからも、度重なる夫の「嫉妬深さ」が災いして、夫婦の衝突は絶えませんでした。時には「別れ」が脳裏をよぎったこともありましたが、２人の子どもの存在もあったことから、美香さんは「私が我慢すればいい」と思うようにしたそうです。

結婚してから20年以上が経過した頃、美香さんのLINEに中学の同級生から「同窓会の誘い」が届きました。夫とは「中学の同級生」だったので、夫婦で一緒に「同窓会に行こう」と話が進むことに。まさか、この同窓会がとんでもないトラブルに繋がるとは、この時は知らなかったのです……。

大人になった同級生たちと自分を比較して、自己嫌悪に

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同窓会には、中学時代の同級生が多数参加していました。同級生の中には東京で働いていた人も多く、中学の頃より垢抜けた男女も少なくありませんでした。むしろ、昔は「真面目で地味」と言われていた男女ほど、勉強していい大学に入り、好条件の企業に就職できたり、起業して成功しているケースも多いことから、キラキラと眩しい姿に変貌。

それに比べて、美香さん夫婦は高校を卒業してからずっと地元で働いており、見た目や性格面にも大きな違いがなく……。垢抜けてイキイキとしている同級生たちを見て、美香さんはすっかり自己嫌悪に陥っていたようです。

そんな中でも、夫は中学の頃と変わらないテンションで「お前、ちょっと変わったんじゃない？」と旧友たちに絡んでいて、恥ずかしさのあまり美香さんは赤面。夫とは距離を置き、「赤の他人」の素振りをしようと試みたようです。

そんな時、向こうからスーツ姿のすらっとした男性が「田中さんだよね？　久しぶり」と声をかけてきたのです。

美香さんは、一瞬「誰？」と思い、思わず「すみません……。誰ですか？」と声をかけました。男性は、「俺、田中さんと同じクラスだった吉田だよ。覚えてないかな？」と一言。

その言葉で、美香さんは一瞬で彼の顔を思い出したのです。