東大生が「読書時間」を捻出するために、友人関係でやっていることは? 知識量を支えるのに欠かせない、ある慣習
スマホはいいのに読書はダメという不合理
前述の通り、スマホに触れる行為は読書より容易に行われ、また認められていると思います。だから、ちょっとした会話の合間や興味のない話題になったときに実施しても失礼とならない。
しかし、スマホを触っている時間が我々にどれほど有意義でしょうか。ほとんどの場合、時間を浪費しているに等しいのではないでしょうか。なんとなくだらだら見てしまうが、感動的な経験や達成感はスマホの中にはない。
この時間を読書に充てられればどんなに良いことか。東大内ではそれが認められています。
みんなで誰かを待っているとき、食事の後、移動の間、ちょっとした休憩、いつでも本が読めます。
もしかしたら、そういう慣習のない東大内のコミュニティもあるかもしれません。そうであっても、目の前で本を読む人を不快に思わないでしょう。
それは読書の有意義さとスマホだけがなんとなく許容されるという世の慣習の不合理性、そして、それぞれの時間の大切さに共通認識があるからです。
子どもの頃の読書の大切さ
ぼくは本を全く読まない子どもでした。高校生の頃に夏休みの宿題で強制された『沈黙の春』が初めての読書で、小説を読み始めたのは大学生になってアルバイトの先輩に村上龍さんを勧められてからでした。でも漫画は毎日欠かさず読んでいました。
だから、自分の幅広い知識は漫画が源泉だ。漫画を読むことは素晴らしい勉強方法なのだと思っていました。
東大に入って思います。18歳が並の大人を凌駕する知識を得るには、漫画の情報量では不十分で、学術書やそれに準ずるものを読んだ結果が彼らの聡明さに繋がっていると。
子どもの頃からもっとたくさんの本を読んでおけばよかったとほんの少しだけ反省しています。
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