30~50代女性ばかりの勤務先。イケメンの大学生バイトくんと仲よくなったら人間関係が大荒れ!
自分のお小遣いを稼ぐために、スーパーのパートを決意
静岡県在住の信子さん(仮名・52歳/パート勤務)は、53歳で会社員の夫、長女(18歳)、長男(16歳)の4人家族。夫は管理職についており、お金に対して不満はなかったものの、子どもも大きくなり、手が離れたことから「ひとりの時間を充実させるために、自分で働いてお金を稼ぎたい」と思うようになったそうです。
しかし、信子さんはこれといって特別な資格も持っておらず、今から再就職するのは難しいと感じたので「最寄りのスーパーで、扶養範囲内で働くことにしよう」と決めたそう。信子さん自身、物欲もそれほど強くなく「時々、気分転換でカフェに行ったり、趣味を始められるくらいのお金があればいい」という考えだったので、たくさんのお金は必要ありませんでした。
いくつか勤められそうな仕事先を探したところ、自分と同じくらいの年代女性が多く勤めていそうな「最寄りのスーパー」のレジをすることに決めたそうです。
まさか、そのパート先でさまざまなトラブルに巻き込まれるとは……。
文句を言うと評判の「女店長」に注意されることも
レジのパート先には、「お局」と周囲から呼ばれているような女店長がいました。
その店長は、いつもパート従業員がさぼっていないか目を光らせており、ことあるごとに「商品を袋に入れる時、そんな雑なやり方ではお客さんに失礼よ」、「腕時計をチラチラ見る癖があるけど、お客さんからすれば『この人は、帰りたいのだろうか』と思われてしまうよ」など、注意をしてきたそうです。
信子さんに対しても「やる気があるように見えないし、笑顔が足りない」と店長は注意してきました。注意されて内心ではムッとすることもありつつも、「確かに」と思い当たる節も多かったので、信子さんはそこまで腹は立たなかったそうです。
その女店長は、いつも文句や注意ばかりしてきたので、パート従業員たちからはとても嫌われていました。信子さんは「店長はおそらく、仕事に一生懸命なだけなのでは」という認識だったので、できれば店長の悪口を言いたくなかったとのこと。
他の従業員に嫌われたくなかったので、渋々話を合わせるしかなかった信子さん。周囲のパート従業員に同調して「悪口を言い合う」という時間は、苦痛以外の何物でもなかったようです。
しかし信子さんが感じた対人ストレスは、これだけにとどまらなかったようです。
パート先の「イケメン大学生」と話す度に、胸がドキドキ
パート先には、近くの大学に通う「大学生」たちがアルバイトに来ることもありました。女性達の中で、とくに人気があったのが福士蒼汰に似た爽やかな男子大学生でした。その大学生はいつも笑顔で、パート従業員の女性達が忙しさのあまりてんやわんやしている時も、「僕がやりましょうか?」と言って、サッと手伝ってくれました。
優しい上にイケメンな彼は、30~50代の女性が中心である「パート従業員さん」にとても人気がありました。パート女性の中には「彼と、レジを打っている時に目が合った。もしかして、私に気があるのかも」「彼とレジを交代した時に、ニコッと笑ってくれた」と、既婚者女性のパート従業員さえも大喜び。
けれども、その大学生は女性達のそんな様子にやや戸惑っているようでした。自分よりも一回り以上年上の既婚者女性達からアイドルのように扱われても、嬉しいという気持ちにはなれなかったのでしょう。
つづき▶【後編】では、新メンバーのイケメン大学生が、さらにパート先の人間関係を複雑に!!__▶▶▶▶▶
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