37歳女性、初めての婚活。回転寿司みたいに男性が回る「異様なパーティー」にたじろぎつつ、結婚にむけて漂流を続けると…
まるで「マルチ商法」のような契約までの流れに、思わずびっくり
やがて巻き髪の女性は「今日、この後入会していただければ、入会金10万円を3万円にします」と、話を続けました。まるでマルチ商法のような流れにオロオロしていると、沙由美さんの隣に座っていた女性が目で「一緒に、ここから出る?」と誘ってきたそうです。
言葉で伝えてきた訳ではないので、本当にそう言おうとしていたかはわかりませんが、この時ばかりは勘が働いて「絶対、彼女は私と一緒に、ここから出たいと思っている」と感じたそうです。
その後、沙由美さんは「ちょっとこの後に用事があるので……」と促すと、隣の女性も「わ、私も!」と慌てて続いたそうです。無事2人は、その場所から上手く脱出できたそう。
その後、隣の女性と一緒に最寄りの駅まで帰ることになったそうです。女性は35歳で、最近婚活を始めたばかりとのこと。今日参加した婚活パーティーが運営するイベントは、その日を含めて3回目だったとか。
彼女の話によると、なんと巻き髪の女性は2回の離婚歴があり、今は独身という噂があるとのこと。ただ、人を紹介するのが上手いと定評があるので、隣の席にいた彼女は今日の結婚相談所に入るかどうかを悩んでいて、何度もイベントに参加しているんだとか。ただ、沙由美さんがパーティーの様子にやや引き気味だった様子を見て「ここの相談所は、やっぱり辞めよう」と決意したそうです。
沙由美さんはその話を聞くなり、「あの巻き髪の女性も、人のことより自分の幸せのために頑張ればいいのに……」と思ってしまったそうです。
この出来事から、沙由美さんは婚活パーティー、結婚相談所以外の方法として「マッチングアプリ」を利用するようになりました。
マッチングアプリを試したものの、いい人が見つからない
マッチングアプリとは、携帯のアプリを利用して婚活する方法です。マッチングアプリはスキマ時間に利用できる反面、誰でも利用しやすいなどの理由から、既婚者風の人や、遊び人の男性に引っ掛かることも多かったとか。
とくにマッチングアプリで顔がいい男性や、好条件の人ほど、危険な香りがするというケースも少なくなかったそうです。
マッチングアプリを利用しても、怪しい男性に引っ掛かりそうになることも多く、沙由美さんは次第に使うことが億劫になったそうです。
そんなことが続き、独身証明書の掲示が必須で、安心して婚活できる「結婚相談所」の入会へと気持ちが揺らいた沙由美さん。しかし、以前に婚活パーティーを装った結婚相談所のトラウマもあり、次の行動を起こすこと思い切ることはできませんでした。その後、いざ探してみても信用できそうな結婚相談所はなかなか見つからなかったそう。
「もっと早く、真剣に婚活すべきだった」と激しく後悔したと、沙由美さんは語ります。
婚活には婚活パーティー、結婚相談所、マッチングアプリなどさまざまな方法がありますが、それぞれにメリット、デメリットもあるし、向き不向きもあるもの。とくに婚活では、男性が「子どもが欲しい」と願って始めるケースもあるため、若い女性に需要が集まるケースも多いです。
そもそも「婚活」はひとつひとつ試すにはそれなりに時間がかかるものですし、若い女性ほど男性からの需要が高いケースもあるので、婚活は早く始めるに越したことはないと言えるでしょう。
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