
イケメン上司と、秘密の場所で…。不倫に飛び込んだ女性の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】前編
18年越しのバレンタイン。そして急展開
「亮さんは奇跡的にも、私のことを覚えていてくれました」
「あの時はごめんね」と言われて、二人で飲むことになりました。彼は電話帳で見た時よりも、だいぶ年を取っていました。銀行では10年おきに行員証の写真を撮り直すため、10年前の写真が載っていることもザラなのです。
しかし、彼は素敵な年の取り方をしていました。美男子ではないものの、良い感じにくたびれていて、清潔感がありました。真面目で誠実そうな、凛とした声も当時のまま。アメリカ帰りを思わせる、洗練された雰囲気もあります。
「どうして、あの人にバレンタイン送ったんですか?」と和枝さんは聞きました。
「俺が新人の時の、指導弾の先生だったんだよ。結構こだわりがある人でさ。『バレンタインは男だけがもらうものじゃない!』って指導されてたから、毎年チョコを俺が渡してたんだ」
彼女は少しだけ、胸をなでおろしました。彼がその先輩のこと好きだったら嫌だなと思ったからです。
彼との時間は、あっという間に過ぎました。その日はご飯だけで解散になりましたが、男の人と2人でご飯を食べるなんて、久しぶりのことで、和枝さんの気持ちは高ぶりました。
「会話に困ったら嫌だな」と思っていたことも杞憂でした。話は自然にはずんで、止まることを知らなかったからです。
そうして彼とは週に1回程度、ご飯を一緒に食べる仲になりました。
「毎回、夫には『銀行の人と飲む』と言っていました。嘘ではありません」
しかし(このまま終わらせたくない…)いつしか彼女はそう思うようになっていました。
「40歳って、まだ若いじゃないですか。それなのにもう人を好きにならずに終わるなんて、そんなの死んでるのも同じですよ」
ある日、麻布十番の和食屋さんでご飯を食べている時のことでした。彼はぽつりとこう言ったのです。
「あの時の指導担に感謝してる。当時はバレンタインに男から送るなんて……と思っていたけど、そのお陰で和枝さんからと会えたからね」と。
このまま帰りたくない。
和枝さんは強く思いました。だから、お会計を済ませた彼が「もう一軒行く?」と聞いてきた時、「それよりもゆっくりしたいです」と反射的に返していました。
彼は目を大きく見開きました。そしてしばらく迷った後「えっと……」と、声を落とします。
そして「良いけど、ゆっくりさせてあげられないかもしれないよ」と呟きました。
店の前には幸運にも、タクシーが止まっていました。
2人はそれに乗り込み、彼は六本木の高木町近くのある住所を指定しました。
2人が向かった先は?衝撃の末路
▶▶後編「メガバンクのバレンタイン。チョコが不倫へ発展、衝撃の末路へ……」に続く
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