緊急搬送された瀕死の妻。【自由すぎる夫】が病室で言い放った、衝撃のひと言とは
瀕死の妻を前に夫が言い放ったひとこと
紗那絵さんには持病があり、体調を崩して愛知県にある実家に帰省中のこと。急激に病状が悪化し、救急車で運ばれたのです。
数値は非常に悪く、助からない可能性もあったといいます。県内に住んでいた紗那絵さんの両親はもちろん、埼玉県に住む夫の両親も駆けつけてくれました。肝心の夫はなかなか来ません。
ようやく到着した夫。体中を管でつながれ、誰が見ても危険な状態の妻を見て、彼が最初に口にしたのは、信じられない言葉でした。
「ねぇねぇ、今ここに来る途中のアンティークショップで、すごくいいカバンを見つけたんだけど、買ってもいい?」
朦朧とした意識の中で、腹の立つのは通り過ぎて「あきれた」という紗那絵さん。病状は予断を許さない中、病院に泊まり込む双方の両親をしり目に、予約したホテルにさっそうと向かう夫。
翌日も昼近くになってからようやく病院に来て「今日も見てきたけど、やっぱりよかったよ。早く買わないとなくなっちゃうかも。ねぇねぇ、買ってもいいでしょ?」とさっそくおねだり。なんとか命の危険を脱した紗那絵さんが「勝手にすれば」というまで、夫は「おねだり」を続けたのだとか。
「もう笑い話にできない」と離婚を決意
1カ月後に退院した紗那絵さん。退院したとはいっても体はまだ本調子ではなく、愛知県から住まいのある埼玉県まで新幹線で移動するのはかなり体に負担がかかる状態でした。それでも夫は迎えに来ることもなく、ひとり誰もいない家に到着。
夫があちこちに脱ぎ捨てた服を洗濯機に放り込み、たまった食器を洗って、ソファでホッと一息つくと、目の前に見覚えのない大きなトランクが鎮座していました。気にいったものを手に入れると、夫はしばらくリビングに置いて毎日眺めるのです。
「そうか、これが例のカバン…」
これまでなら、夫のやらかした「事件」を、酒の席で笑い話として話すことができました。しかし、彼が紗那絵さんの入院中にしたことは、笑えない話です。
「これはネタにもできない」と離婚を決意。結婚後は子作りのために仕事をセーブしていましたが、改めて正社員となり、経済的に自立すると、めでたく離婚が成立。
「欲しいものは我慢できない」坊ちゃん育ちの夫
夫に猛アタックされて結婚した紗那絵さん。今思えば、紗那絵さんがOKするまで「結婚したい」と言い続けたあのしつこさは、欲しいものをねだるときとまったく同じだったと気づいたといいます。
「紗那絵さんと結婚できなかったら死ぬ」くらいの勢いだったくせに、いざ結婚してしまうと、「妻に合わせる」という感覚を彼は持ち合わせていなかったように見えます。
彼は坊ちゃん育ちで、子どもの頃は欲しいものはなんでも買い与えられる環境だったようです。いわゆる「マザコン」ではなくても、幼児性の抜けない男性はいるものなのですね。
その後10年以上が経ちますが、紗那絵さんは再婚していません。彼との結婚生活がある意味トラウマとなり、今も後結婚する気はないという紗那絵さん。飲み仲間には事欠かない楽しい毎日を送っているとのことです。
【編集部より】
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