多くの東大生に「筑駒は異次元」と言わしめる底力。各方面へ才能あふれる学生たちがズラリ!

芸術系の才能もすごいことになっている

筑駒には学校の勉強以外の特定の分野に深い見識を持つ生徒がいて、国際オリンピック出場者も多く輩出しています。

「音楽や美術で活躍する人も毎年一定数いるんだよね。練習の量が全然違う。全国大会に出るくらいの人もいるし、東大と藝大で進学に迷う人もいる」

芸術の分野で才能を持つ人は全国に大勢いると思います。しかし、彼らは筑駒生。同世代の誰よりも勉強ができる。他分野と勉強とを両立できる容量を持ち合わせて、多くの東大生に「筑駒は異次元」と言わしめる能力があります。

 

筑駒の友人に「筑駒で一番すごいと思う人はどんな人」と聞いてみました。

「自分にはまねできないやという人が何人もいるんだよね。こいつはこれすごいよねと言えない人がいない。同じ人がいろんな分野で活躍していることもある。一番すごい人は決められない」

この「選手層の厚み」が他の進学校との大きな違いだと思います。

 

 

科学の甲子園

そんな彼も科学の甲子園に8人チームで出場して優勝しました。日本国内の大会で優勝すると、アメリカで行われるサイエンスオリンピアードに出場できます。コロナ禍だったため友人はオンラインで出場しましたが、例年であれば渡航費なども支給されます。

科学の甲子園では二人1組で競技を担当します。立体図形を言葉でメモしてパートナーに伝え,そのパートナーがその図形を再現する競技、地学、生物、そして法医学に分かれて争います。

世界大会の際、法医学では、与えられた証拠から殺人犯を見つける課題が出たそうです。

資料も説明もすべて英語です。解答も、解答の根拠も英語で書きます。毛髪の種類や断面図,カーブ、指紋の種類などを知っていなければ犯人は特定できません。

 

彼は言います。

「自分にとっていい経験になった。法医学コンテストがアメリカでメジャーらしいんだよね。日本にいると海外の人がどういう勉強しているかわからないけれど、それがわかった」

 

社会人と会って、その人が従事する仕事の話を聞くと、自分にとって未知の興味深い話が聞けることがあります。筑駒生は高校生でありながら、特別な経験と知識を持っていて一般的な社会人の何倍も面白い話を持っています。特定の分野に真剣に取り組んでいるからこそ得られた経験だと感じます。

 

 

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