美髪の神・美香さんが語る「40代の白髪と薄毛」その意外な原因:美髪は「育てる」ものです
毎日のシャンプーを“ただなんとなく洗っている”という人、特に白髪や薄毛などさまざまなトラブルが気になり始める大人世代は、今すぐアップデートが必要です。そのためにまず見直したいのが「洗い方」。
憧れのツヤ美髪の持ち主、毛髪診断士指導講師の美香さんへのインタビュー記事の続編で、今回は健康的な髪を育てる洗い方についてご紹介します。
<<白髪と薄毛に悩む40代女性が今すぐ始めるべきケアは?見えないからって手を抜いてない!? 薄毛になりやすいのはこんな人!
【連載:なぜ彼女は髪がキレイなのか?vol.2 毛髪診断士・美香さんインタビュー②】
なで洗いはNG!頭皮をしっかりマッサージして汚れをオフ
―――薄毛に悩んでいると特に、髪を洗う際も力を入れないほうがいいかな、と思ってしまいます。
薄毛の理由のひとつに「血行不良」が考えられます。頭皮が血行不良になると、毛髪サイクルがくずれて健康な髪が生えにくくなります。シャンプー前に頭皮用ブラシで頭皮マッサージをするなどして、巡りを促しましょう。
また、シャンプーの際に力を入れずなで洗いをするだけでは、不要な汚れや皮脂を落としきれません。適度に力を入れて、指の腹で頭皮を押しながらくるくると洗うと、すっきりリセットできます。
―――頭皮のかゆみやふけは乾燥が原因かと思うのですが、その場合の洗い方も同じですか?
はい。頭皮が乾燥している状態を放置したままだと、薄毛になるというデータが出ています。乾燥することで角層がめくれて頭皮の脂質と混ざって毛穴に詰まる。それが刺激となり正常な髪の育成を妨げてしまいます。
かゆみやふけがある場合も、シャンプーはきちんとして、すすぎ残しもないように気をつけましょう。スカルプケア用のシャンプーに変えてみるのもおすすめです。
40代必見!エイジングに負けない髪の洗い方
①乾いた髪に頭皮用オイルをつける
頭皮が乾燥しているとシャンプー剤が刺激になることも。オイルを塗布してしばらくおいてからシャンプーすると栄養成分が浸透し、乾燥からも守れるのでおすすめ。
②全体をブラッシング
からまりをとるだけでなく、すでに抜けている毛を取り除いたり、埃などを落とし、シャンプーの泡立ちを高める効果もあり。
③38度のお湯で予洗い
ややぬるめのお湯で1分ほどかけて、頭皮と髪をしっかり濡らす。水温が高すぎると、必要な皮脂まで取りすぎてしまうので注意。
④シャンプーする
シャンプーを泡立て、適度に力を入れて毛穴に詰まった汚れまできちんと落とす。指の腹で小さく円を描きながら下から上へ全体に広げて。
⑤シャワーですすぐ
髪の表面だけにあてるのではなく、頭皮に垂直にお湯があたるよう指を使ってかき分け、シャンプー剤を残らず洗い流すこと。1分程度かけて、地肌と髪についた泡を洗い流す。
⑥トリートメント剤をつける
髪全体に行き渡るようにつけたら、最後にコームで丁寧にとかすと髪の毛1本1本にしっかりなじんで栄養が毛先まで行き届き、仕上がりに差が。
⑦トリートメント剤をすすぐ
トリートメント剤(ヘアマスク)をすすぎ、お風呂から出たら軽くタオルドライして湿った清潔な頭皮に育毛剤をつける。湿った状態の方が浸透が高まる。
⑧ドライヤーで髪を乾かす
ブローはなるべく短時間で、頭皮や髪の根元からしっかり乾かす。
髪の洗い方にまつわる素朴な疑問を解消!
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