「奥さんが美人と知って、取りたくなった」医師の夫、浮気相手は地雷系20代だった。51歳の妻がとった行動とは
夫の不倫相手の20代女性に呼び出される
「DMを送ってきたのは。見たところ、素顔が分からなくなるほど加工された自撮り写真を毎日のようにアップしている、22歳の自称『ダンサー兼モデル』です。本名かどうかも定かじゃないんですけど、『村田美弥です。服飾専門学校に通っています』というプロフィールが掲載されていました」
DMの内容は、太一さんの不倫を告発するものだったそう。
「その女性からのDMには、『たいちー先生の子供を妊娠したかもしれないんですけど、先生が電話を取ってくれなくて困っています。奥さんと私と、二人で会えませんか?』って書かれていました。うちのクリニックの公式サイトには夫の名前も載っているので、最初は詐欺か何かだと思ったんです。でも、彼女のアカウントを遡って見ていたら、夫が趣味でやっているアマチュアロックバンドのジャケット写真が大写しになっていて…それを見てさらにスクロールしてみると、ビキニ姿の美弥さん(仮名)の隣で微笑んでいる夫の姿があったんです」
夫のデレデレした笑顔を見て、血の気が引いたという典子さん。
「本当にびっくりして、すぐにゴルフ帰りの夫に問いただしました。すると夫は、平身低頭で『22歳の女の子で、ちょっと病んだ子に引っかかっちゃいました。ごめんなさい』と謝罪して、彼女とのラインのやり取りを開いたスマホごと私に渡してきました」
2人のラインのやり取りをみることになった典子さんは、「サレ妻」としての悲しみと同時に、妙な安堵感も覚えたそうです。
「ラインのタイムラインを見てみると、夫は彼女との一夜の関係をなんとかフェイドアウトしようとして苦慮している様子が見て取れました。でも同時に、関係を持つ前にはデレデレした口調で相談に乗っていたり、夜中の2時や3時にかかってくる彼女からの電話にも快く応答していたことが露見したんです。妻としては、本当に気分が悪くなりました。でも、恋愛感情ではないことが分かって、少しホッとしましたね」
太一さんの釈明は、一応はラインの内容と整合性がとれていました。
「夫は『ラインにある通り、若い奴らを何人かスタジオに呼んでレコーディングしようって話していたんだ。蓋を開けてみたら、彼女が他の人たちに連絡していなくて、最初から二人になる気だったみたいで。僕のほうが女の子みたいで恥ずかしいけど、飲まされてそのまま引っかかっちゃって』と釈明してきました」
太一さんの行きつけのライブハウスのバイトだった美弥さんは、趣味のバンド仲間でもあったそう。
「夫は『たいちー先生とゆかいな仲間たち』というアマチュアバンドを組んでいて、祖父母が住んでいた古い一軒家を音楽スタジオに改装して『秘密基地』と呼んで、時々遊びに出かけていたんです」
ラインのやり取りを見る限り、太一さんは一夜の過ちを後悔してなんとか穏便にやりすごそうとしていたようです。
「ラインには、『こんなおじさん相手にしてもらって光栄だけど、君の家族にも僕の家族にも申し訳ないからもうやめようね』と切り出す夫と、納得できない女性の押し問答が延々と続いていて…読んでいて頭が痛くなりました。『ごめんなさい。いつもどおり、チャラいおじさんキャラで一線を超えずにふざけていたつもりだったんだけど…』と肩を落とす夫を見て、怒りがふつふつと湧いてきました」
太一さんは、寝ている1人娘に聞こえないように声をおとしつつも、ひたすら謝罪を繰り返したそう。
「もう情けなくて。なんとか穏便に収めたいと『私が二人でこの子と話をつけてくる』と提案しました。夫は、首をブンブン横に振って『俺が解決するから』『ノリちゃんの手を煩わせるなんて申し訳ない』と手を合わせて懇願しました。でも、私は『あたしが会いたいの』と睨みつけると、うなだれて『わかった』と承諾しました」
▶つづきの【後編】を読む▶浮気相手と直接対決することに! 妊娠した浮気相手は典子さんにどんな態度にでてくる? 要求してくることは⁉ __▶▶▶▶▶
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