「奥さんが美人と知って、取りたくなった」医師の夫、浮気相手は地雷系20代だった。51歳の妻がとった行動とは
あまりにも幼い不倫相手に唖然とする妻
「その週末に、チェーン展開しているコーヒー店の個室を予約して、美弥さんと1対1で会うことにしました。美弥さんは、悪びれる様子もなく、のらりくらりした口調で『たいちー先生は大学時代にバンドサークルに入っていて、プロのギタリストになりたかったから、バンドやっている時やライブハウスにいる時が一番リラックスできるって言っていましたよ。病院では院長先生、家では良き父に良き夫、たまに肩が凝るんだよねって私に甘えてきたんです』と語っていました。挑発されているのかなと思いましたが、あのラインを見た後では逆に痛々しく感じて、怒る気にもなれませんでした」
美弥さんのあまりの幼さに、怒る前に引いていたという典子さん。
「美弥さんの手首にはリボンのタトゥーが入っており、リストカットを隠すように彫られたその上にも生々しいかさぶたがあって…。若い子は、今こんな感じなのかと驚きました。いきなり自分のことを『ブス』と言い始めるし。彼女『あたし、スタイルはいいけど目が細くて出っ歯で、正直ブスじゃないですか。でも、たいちー先生さんはバンドの自主制作CDジャケットに使ってくれたんです。細い目がハリウッドのアジア人女優さんみたいで色っぽいって。まぁ、太一さんは若い女の子にはほぼ全員、かわいいとか色っぽいとか言う人ですけど。奥さんにはどうですか?』とかいい始めて」
挑発されていると感じた典子さんは、グッとお腹に力を入れて姿勢を正して冷静さを保っていたそうです。
「こっちも、泣きたいような笑い出したいような、変な精神状態になっちゃって。『ブスっていうけど歯の矯正でもすればオリエンタルな顔立ちになりそうだけど』とか、妙に冷静な考えが浮かびました」
それ以上に、間近で見た22歳の女性が、小学6年生の娘を思わせるほどあどけなくて驚いたという典子さん。
「自分が22歳の頃は小学生と同じ顔をしているなんて考えたこともなかったですが、私から見ると本当に子供に見えて…だからこそ、すべてが悪い冗談のように感じられて、より胸糞が悪くなりました」
美弥さんは居心地が悪そうに足をブラブラさせていて、そんな仕草もまた、子供っぽくて癇に障ったという典子さん。
「美弥さんは、『太一さんの奥さんが美人だってみんなが言うから、手を出してやろうと思ったんです。私、彼氏を美人にとられたことがあるから、顔がきれいな女が嫌いなんですよ。若い美人には負けちゃうけど、年をとった美人ならワンチャン勝てるんかなって』と話していました。勝てる、って一体何なんでしょうね。離婚させて再婚したいわけでもなさそうですし」
2人が会った30分ほどの間の、8割は美弥さんが話していたとのこと。
夫の浮気相手は妊娠していなかった
「妊娠しているかどうかが気になっていましたので、『あなた、妊婦さんなんでしょ?どうするの?』と聞いたところ、『堕ろすお金を払ってもらえますか? って言いたかったんですけど、家で検査したら陰性でした』とあっけらかんと答えられて、絶句しました。美弥さんが『本当に妊娠したなら病院に行きましょう。それなら僕もついて行きます』と告げたら、面倒くさくて自宅で検査をしてしまったと話していました」
妊娠していなかったと聞いて、安心してドッと疲れを感じた典子さん。
「じゃあ、なんで私を呼び出したの? 私に慰謝料を請求される可能性だってあるんだよって言ったら、『会ってみたかったから。バンドのみんなが、いつまでたっても若くて美人だ、非の打ち所がない、なんていうから』と、他人事みたいに言われて…」
美弥さんは、年齢問わず「美人が嫌い」と何度も繰り返していたそうです。
「美弥さんは、私の顔をジッと見ながら、『奥さんはきれいだけど、思ったより地味ですよね。地方の女子アナみたいな。私の元カレの今カノ、アメリカとのハーフなんです。お人形さんみたいなんですよ』と、憎々しげにつぶやいていました」