当てはまったらダメ財布?「なかなか貯金できない」40代女性の3大事例
マネー相談にくる人の中にはお金が全然貯められないという人は少なくありません。貯蓄ができない40代の女性に多い事例を3つお伝えします。
■老後は不安だけど、今を楽しめないと何のために働いているのかわからない
Aさんは43歳の年収500万円の都内病院勤務の看護婦です。休日は友人と美味しいランチをしたりショッピングをしたりして過ごしているそうです。実家暮らしで家には月5万円をいれているけど、それ以外は特に貯蓄もしていないそうです。
今までは、お金に困ったこともないし貯蓄する理由もなく過ごしてきたけれど、周りの友人から老後は大丈夫?死ぬまで働くつもり?と本気で心配されるようになり、このままだとマズイのかと気になりマネー相談にきたとのことでした。
Aさんは老後といっても、20年も先だし、買いたい物を我慢して貯めても、何のために働いているのかわからなくなり仕事する意欲が失せるのではとおしゃってました。Aさんに、老後はどんな生活をしたいのかイメージしてもらったところ、海外旅行したり、美味しいお店に食事に行ったり悠々自適に暮らしたいとのことでした。
老後のゆとりある生活を送るためには毎月約35万円は必要ですねとお伝えしたところ、おばあちゃんになってから楽しめないのもさみしいと、家計を見直し老後に向けて貯めることにしました。今を楽しむお金と老後に楽しむお金にわけてマネープランを立てました。その後C子さんは前向きに貯められる様になりました。
■お金の話は難しくて頭に入らない
B子さんは45歳、年収400万円のメーカー勤務です。資産運用を始めたくてマネー本を何冊か購入したものの、どれも読み切ったことがなく全く頭に入らないそうです。これでは、いつまでもスタートできないからとマネー相談にいらっしゃいました。
B子さんが購入した本は初心者向けではなく、上級者向けの本でした。「お金の話=難しい」と思っているからこそ、あえて難しそうなマネー本をチョイスしたそうです。
資産運用の前にB子さんが気になっている生命保険の見直しからお話ししました。新入社員の時に出入りしていた保険外交員から言われるがまま契約したとので保険内容は理解できてないとのこと。B子さんに保険証券を見ながらの内容を伝えたところ、すぐに理解されていました。
「難しいと思い込んでいて保険証券を見たことがなかったけれど、全然難しくないですね」と喜んでいました。B子さんの様に、お金の話は難しいと思い込んでいる人は少なくありません。
■貯蓄の必要性がわからない
C子さんは40歳の年収600万円の外資系IT企業勤務です。貯蓄という概念はなく、忙しくてお金を使う時間がない時期は気がつけば銀行にお金が貯まっているそうです。マネー相談にいらしたのは、マンションを購入するかどうかのご相談でした。いつか結婚するかなと思いながらマンションは購入せずに賃貸できていたけれど、結婚する予定もないのでそろそろ購入した方がいいのかと悩んでいるとのことでした。
その際、C子さんが言っていたのが、貯蓄の必要性がわかならいとのことでした。C子さんは忙しくお金を使う暇がない時は、30万円~50万円くらいの高級ブランドバックを購入するそうです。C子さんとしては、お金が必要になったら、稼げばいいという考えなので貯蓄する必要はないと思っているとのこと。
万が一働けなくなった時のリスクについてお話したところ、先月、同僚がリストラに合ったのを思い出し、「言われてみればずっと今の様に稼ぎ続けられる保証はないですよね」とC子さん。そこで働けなくなった時のリスクと老後、収入がなくなった時のことも踏まえ、老後に向けて貯蓄と不動産投資をはじめました。
今回あげた事例の様に、誰もが貯蓄ができているわけではありません。誰もが老後を迎えるし、病気や会社都合により収入減少のリスクはあります。これから貯蓄をはじめたい人は、楽しむお金と備えるお金をバランスよくマネープランを立てていきましょう。
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