「夫の男性更年期よりも、推し活!」の奔放な妻。妻のすべてが鼻につくようになった53歳夫の【折り合いのつけ方】

2024.09.19 LOVE

憑き物が落ちたように美女への興味を失う

達也さんいわく、えれなさんが劇的に老けたわけではないそう。美容に気を使っているためか、体型もスリムなままです。

 

「妻というより、『派手な美女全般』への興味が薄れたのかもしれません。キャバクラも付き合いでは行きますが、若い子を見ていると娘を思い出してしまい、あまり楽しくないんです」

 

この頃、達也さんは男性更年期の影響も感じ始めていたそうです。

 

「昔は徹夜で仕事をしても、土日で寝溜めできましたが、今は不眠に悩まされることも。心療内科で漢方を処方してもらっています」

 

そんな変化にもえれなさんは無頓着で、相変わらずわがままで、宝塚の「推し」を追いかけつつ楽しそうに暮らしているそうです。

 

「昔のように、えれなを女王様扱いすることはなくなりましたが、それは僕の内部の変化であって、平和主義なので表向きは今でも『はいはい』とわがままを受け流しています。妻の、細かいことは気にしない根っからの陽キャな性格は、家族としては便利なので感謝もしていますし」

 

小夜さんが中高一貫の名門私立女子校に合格してから、えれなさんも機嫌よく暮らしているようです。

 

「わがままでヒステリックな妻ですが、情にもろく、機嫌が良い時は優しい。娘も『ママは単純だから』とスルーする技を覚えたようです」

 

今では、えれなさんの「魔法」は完全に解け、達也さんにとっては「めんどくさい妹」くらいの存在だそうです。

 

「ブランド好き、派手、俗っぽい、感情的…今まで、おしゃれ、華やか、流行に敏感、ピュア、みたいに美点に感じていたところが、ことごとく鼻につきますが。そこはお互い様なんで腐れ縁でなんとかやっていますよ」

 

顔立ちがえれなさんに似ている小夜さんは、真逆の性格で、「理系でオタクでクール」だといいます。

 

「娘と接するうちに、『美人はわがままな方が魅力的』という固定観念がなくなりました」

 

 

素朴な年上幼馴染との同窓会不倫

達也さんは現在も、離婚を考えていないと言います。

 

「娘が『ママを私に押し付けて離婚しないでね』と言うので、笑って『しないよ』と答えています。あと、彼女ができたことも大きいです。ストレスはそっちで解消できているので」

 

達也さんは、中学の陸上部の同窓会で再会した幼馴染のゆいかさん(仮名・54)と、2年前から交際しているそうです。

 

「彼女とは実家同士が近くて、昔は仲の良いお姉ちゃんでした。陸上部では先輩で、みんなで毎日一緒に帰ったり。がっしりしていてタイプではなかったので、恋人ではありませんでしたが。彼女は女手一つで1人息子を育て上げて、孫もいます。今は派遣で建設会社の事務をしつつ整理収納アドバイザーのバイトをしている、たくましい女性です」

 

ゆいかさんとの関係は、まるで友達のようでありながら、不倫関係にも発展しています。

 

「普通の飲み友達で気に合う仲間なんですが、彼女は一人暮らしなので家飲みでつい男女の仲にもなってしまって。ちょっとしたつまみを作るのがうまいので、入り浸っています。彼女には結婚願望はないそうなので、気のおけないカジュアルな付き合いです。休みの日はバイクでツーリングをしたり、キャンプをしたり、まったり過ごす時間が心地いいんです。えれなだったら絶対に嫌がるようなことばかりです」

 

今最も恐れているのは、ゆいかさんとの関係が娘にバレることだそうです。

 

「えれなは推し活で満足しているようです。でも、もし娘にバレて怒られたら、素直に反省して、枯れた年寄りとして余生を過ごそうと思っています」

 

 

 

【編集部より】

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