秋の不調には「白い食材」を。「3STEPでできる」料理が苦手な薬膳専門家が教える「ズボラさん向け」ヘルシーレシピ
毎年秋になると体調が悪くなる方はいませんか?
せっかく涼しくなってきたのに、なんとなく体調がすぐれないという方もいるかもしれません。それは、毎日の食事内容に問題があるのかも。健康的な食事がしたいけれど、「料理が苦手だし、作るのが面倒」という方もいるでしょう。
そんなときには、手抜きでできる薬膳レシピがおすすめです。健康意識は高いけれど料理が苦手な筆者が3STEPでできる簡単レシピを紹介します。
まずは、漢方・薬膳の専門家である筆者が秋に出やすい不調についてお話します。そして今回は、乾燥しやすい秋の季節にぴったりの梨を使ったレシピを紹介します。
漢方では「秋は、乾燥の季節」と考えている
「最近、急に肌がガサガサしてきた」「喉がイガイガする」という人は、秋の気候がそうさせているのかもしれません。秋の乾燥した空気は、体にさまざまな不調を起こします。漢方ではこれを「燥邪(そうじゃ)」といい、「乾燥による邪気」のことをいいます。「邪気」とは、体に不調を起こす原因となるものです。
「秋の乾燥」は次のような症状を起こしやすくなります。
- 咳が出る
空気が乾燥すると喉も乾燥するため、喉がイガイガしたり、咳が出たりします。乾いたような咳が出やすくなります。
- のどが渇く
体の水分が不足すると、喉が乾いて水分が欲しくなります。体全体の水分が不足している方は、水分を摂っても改善できない場合があります。
- 皮膚が乾燥する
体の水分が不足すると、皮膚が乾燥し、かゆくなります。肌が粉をふいたり、赤くなったりすることもあります。
- 便秘になる
体の水分が不足すると、大腸の粘膜のうるおいも不足するため便が硬くなります。コロコロした便が出ることもあります。
秋の乾燥は、食事でおぎなうことができます。漢方では、酸味や甘味のある食材、または白い食材で体をうるおすことができると考えています。
今回は、喉の乾燥を潤し、熱を下げる、梨を使った簡単レシピを紹介します。
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