「こんなの私じゃない」「人と会いたくない」…外見の変化による「生きづらさ」とがん患者の〈アピアランスケア〉
「アピアランスケア」とは
「アピアランスケア」という言葉を知っていますか?
厚生労働省によると、「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」と定義されています※。
「厚生労働省 アピアランスケアについて」によると、「乳がん女性苦痛度TOP20」のうち60%が外見症状となっています。1位は髪の脱毛、6位はまゆ毛の脱毛、7位はまつ毛の脱毛、9位10位11位12位17位は爪に関するものでした。
便秘、口内炎、発熱等これまで医療が対処してきた副作用症状より、まゆ毛やまつ毛の脱毛など、痛みやかゆみも伴わない外見症状が苦痛度が高いという結果に。※
外見の変化は、外出の機会が減ったり、人と会うのがおっくうになったり、今まで通りの生活が困難になってしまいます。その苦痛を医療用ウィッグや帽子、メイクなどで軽減させ、QOLの向上を目指すことがアピアランスケアです。
※厚生労働省 「アピアランスケアについて」
>>具体的な変化とアピアランスケアは?
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