これから年末「財布に地味に痛い」値上げは、宅配便・新聞とコレ!
一生涯の「お金の相談パートナー」、フィナンシャルプランナー(FP)や士業の有資格者を探すサービス「FPCafe」に所属する女性FP4人が、みなさんのお役にたてるコラムを交代で書いていきます!
今回は私、おふたりさまの暮らしとお金プランナー・辻本ゆかです。
ハロウィーンが終わり、街はクリスマスやお正月の準備で慌ただしくなってきました。楽しいイベントが満載のこの時期は、普段より出費が増える季節とも言えます。
財布がタイトな時期なのに、大人女性の必需品が密かに値上げされています。今回は、大人女性の財布にイタイ値上げを3つご紹介します。
佐川急便の宅配便
10月にヤマト運輸の宅配便の基本運賃が改定されたことに続いて、佐川急便も宅配便の基本運賃を11月21日に引き上げると発表しました。
個人がよく使うタイプの飛脚宅配便では100サイズで60円、140サイズで230円、160サイズで180円の値上げです。これは人手不足による配達費の上昇や、コンビニや宅配ロッカー受取りの対応等にかかる費用が増えたことが原因です。
大人女性は使える時間が限られるので、通販やお取り寄せを頼りがちです。ラクな反面、送料無料にするためにムダな買い物をしてしまうことも。インターネット通販各社の送料値上げが相次いでいる今、本当に必要なものなのか買い物をする前に一度立ち止まってみてはどうでしょうか。
日本経済新聞の購読料
今や知的な大人女子の必需品となっている日経新聞。11月1日に購読料が改定されました。
月ぎめの朝夕刊セットが4509円から4900円(消費税込み)に、宅配と電子版をセットにした日経Wプランは朝夕刊セット版地域が5509円から5900円(同)になっています。
出費を抑えるには、駅の売店やコンビニなら1部180円。仕事で使う平日分は購入し土日は図書館でじっくり読むのも手です。日経電子版の登録会員(無料)になると、有料会員限定の「鍵」マーク付き記事を月間10本まで閲覧できます。
必要な知識は備えておくべきですが、家計に響かない工夫をすることも大事ですね。
燃油サーチャージ
普段なかなか休みのとれない大人女性。まとまった休みがとれるお正月は、思いっきり羽を伸ばして海外旅行を楽しむ人もいるのではないでしょうか。
そこで、残念なお知らせとなるのが12月発券分よりANA、JALなど航空会社が燃油サーチャージを値上げするというニュースです。燃油サーチャージとは、燃料となる灯油や重油、軽油の価格に応じて、運賃とは別建てで徴収される料金のこと。
日本からハワイに行く場合で比較すると、ANAの場合、1旅客1区間片道当たりの燃油サーチャージは、2017年10月1日から2017年11月30日ご購入分までは2000円のところ、2017年12月1日から2018年1月31日ご購入分までは4000円と料金が2倍に跳ね上がります。JALも同様に価格改定を予定しています。
次回の設定金額の更新で燃油サーチャージが高くなる場合はその時期になる前に予約、発券手続きを済ませておくことでサーチャージを安く抑えることが出来ます。海外旅行を計画されているなら、早めに予約しておくことをオススメします。
お正月に向けて食品など生活必需品の値段が、ここぞとばかりに上がっていきます。値上げのニュースは家計を見直すチャンス。こうした様々な出費を見越して、毎月の家計の不足分を工夫で乗り切りましょう。
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