「親は仲が悪いし、家は居づらい」と荒れはじめた子どもたち。壮絶な夫婦喧嘩のなかで、蝕まれた子どもたちの末路

2024.10.10 LOVE

不倫をしたらDVを受けなくなった?

牧夫さんとデートをする際は、真弓さんがアリバイを作ってくれているそう。逆に、医師の妻で専業主婦の真弓さんが、若いシェフの彼氏と遊びに行くときは「美幸と飲みに行く」と話しているとのことです。

 

「私は不倫をする男性ってみんな『妻とうまくいっていないんだ』っていうものかと思っていたんですが……。牧夫さんの場合は、家族の話は極力しないスタイルで、多分うまくいっているんじゃないですかね。でも、私とドライブをしている時は『手を握っただけで赤くなるとか、おっさんなのにすげぇ恥ずかしい』って本当に真っ赤になっていたり、キュンキュンしています。見た目も、白髪じゃなければ30代に見えそうなくらい童顔でかわいい人です」

 

真弓さんの読みが当たったのか、美幸さんに彼氏ができてから、痣ができるようなDVを受けることは一度も起きていないそう。

 

「今でも喧嘩はあります。夕飯の時にたまたま夫だけお箸を出すのを忘れたとか、そんなささいなことで苛立ち紛れにすねを蹴られることもありました。
以前なら『こんなことぐらいで蹴るなんて、絶対頭おかしいから。一度病院行ってきなよ!』と怒鳴って、ボコボコにされるパターンですが、最近は『私も不倫しているし』と思うと我慢ができるので『やめてよ』と言うだけ。その先の大きな暴力に繋がらないんです」

 

 

DV夫に不倫妻・パパ活娘とホストの息子

「つかの間の平和を手に入れたように見えますが、きっと『歪んだバランス』で成り立った家にいることは、子供達にのメンタルにも影響してきますよね。私なりに子供のためだと我慢してきたつもりですが、それがベストだったのかは分かりません。2人とも、それぞれに屈折した思いを抱えているように見えます」

 

最近、16歳の娘の彼氏が33歳のバツイチカメラマンだって知って愕然としたという美幸さん。

 

「食事を奢ってもらったりブランド物のバッグを買ってもらったりしているみたいで、独身だからまだいいものの、ほとんどパパ活じゃないかと思っちゃいます。『別れろ』と言いたいですが、言っても聞かないので『妊娠と病気だけは気をつけて』と話しています。
大学生の息子は友達に『ホストやってるらしいじゃん』と言われているのを耳にしてしまったので『本当なの?』と聞いたら、『女の子が来る飲み屋だけど、ホストクラブっていうほど本格的な店じゃない』とかよく分からない言い訳をされました」

 

美幸さんは「家族全員病んでいる」と思いながら、今の職場で収入アップが見込める資格取得を目指しているそう。

 

「子供がまだ小さくて親も元気なうちにえいやっと離婚しておくべきでしたが、結局私は、今の生活レベルが大幅に下がるのが怖かったんですね。気がついた時には、子供も同じように生活レベルを気にする年になって、身動きがとれなくなりました。
DV夫、不倫妻、パパ活娘、ホスト息子。文字にするとすごい家族ですね。
今はただ、数年後の離婚に向けて、自分のメンタルをごまかしながら、経済的な準備しながら生きています」

 

 

【編集部より】

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