「家をあげるから離婚してください」と妻に宣告。なのに、不倫相手にブチ切れた夫が、SNSに暴言を書き込んで阿鼻叫喚

2024.10.17 LOVE

若い女性に捨てられて阿鼻叫喚の修羅場

翌週には、姉に相談して「離婚問題に強い弁護士」を紹介してもらい、打ち合わせの予約までしたという秋奈さん。

 

「それは、死ぬほどショックでしたけど、惚れた晴れたの恋愛で結ばれた関係ではなく見合いみたいなものなんで、頭の片隅では冷静に『暮らしのこと』を考えていました。『子供のために家確保の確約をとらないと』って」

 

秋奈さんの姉は「意外だけど、ああいう恋愛偏差値低いタイプは浮気ができなくて、すぐ本気になりそうだもんね」と、さほど驚かなかったそう。

 

「会社でも顔色が悪いそうで、『でも、それさ、彼が1人で突っ走ってない?』って姉は言っていました。案の定、いっこうに彼女と話す機会は訪れず、何度か夫が車にこもって電話しながら怒鳴っている声が聞こえてきました。『僕のサインがいるはずだろ? 同意を取らないなんておかしいだろ?』とか、不穏なセリフが漏れていましたね」

 

結局、ここみさんは誠司さんに無断で堕胎してしまい、批難する誠司さんに「私はまだ一番かわいがられる女の子でいたいから。子供ができたら子供の方がかわいがられるでしょ?」という弁明をしたそうです。

 

「夫は気が動転してしまったのか、『子供を返せ』と彼女のインスタに書き込んじゃったみたいで。すぐにコメント欄が閉じられたみたいですが。訴える、訴えない、いやこっちも妻が訴える、みたいに阿鼻叫喚な感じでした。妻にしてみれば、巻き込むな、って感じですけど」

 

その「大騒ぎ」には、なるべく加わらないように距離を置いて冷めた目で見ていたという秋奈さん。

 

「結局、裁判沙汰にはならず痛み分けということで、『あなたの子とは限らない』『山では助け合わないと生きていけないから人と人との距離が近い。セックスなんて握手みたいなコミュニケーション』『私は一番優しくしてもらえる人の側に行く。今は狩猟が趣味の彼氏ができた。脅すなら彼が黙っていない』とか言われて、振られたみたいです。後に、ポツポツと夫婦カウンセリングで話していました」

 

彼女に捨てられた形の誠司さんは、抑うつ状態になって心療内科に通い始めたそうです。

 

「その病院経由で、夫婦でカウンセリングを受けることになって、夫からは『僕がバカだった』と何度も謝罪されました。『僕は心を入れ替えてやり直したいけど、我ながら虫がいい話だと思う。許せないというのなら、離婚してもいい。親権もなくてもいい。家もローンを払って渡す。ただ、月に1回でいいから娘と会わせてくれ』と」

 

娘に対しては「普通に愛情はあるだろう」とは思いつつ比較的クールに見えたので、親権や面会への執着に意外性を感じたという秋奈さん。

 

「私は、浮気に対する怒りというより、馬鹿げた恋愛ごっこに巻き込まれた疲れで、『しばらくなんにも考えたくない、1年くらいかけて考える』と伝えました。なので今は、子供のための仮面夫婦状態です」

 

秋奈さんのお姉さんは、「まさに中年の危機だね。青春時代遊んでない男ほどハマりやすいってやつ」と分析していたそう。さらに、ここ数年、富士登山にハマっている彼女は「山女として『山ではセックスなんて握手』発言だけは許せない」と、怒っていたとのことです。

 

 

 

【編集部より】

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