ほとんど「闇スカウト」。元夫が若い女性を「愛人沼」に沈めるテクがエグかった
イケメン俳優を餌に女の子を釣っていた
当時の夫・由紀也さんが経営するしゃぶしゃぶ屋の女性店員、鈴木さんと連絡先を交換したれいかさん。一度だけランチに誘い、季節の挨拶や差し入れへのお礼、同じ大学に通っていた時の「共通の友人の話」など当たり障りのない話をして別れたそうです。
「それから1ヵ月ほど経った頃、鈴木さんから『一身上の都合で退職します。もしよかったら一度お目にかかれませんか』という連絡が入りました。由紀也には店に差し入れをしたことは話しましたが、鈴木さんと繋がっていることは話していなかったので、どうしようかなと思ったのですが。なんとなく悪い予感がしたので、店にも近い恵比寿でランチしました」
鈴木さんは、思い詰めた顔をして、思いがけない事実を切り出したそうです。
「実は鈴木さんの夫の誠さん(仮名)は、昔、夫のダンススクールに通っていた俳優さんだそうで。売れっ子というわけではないですが、出演しているコマーシャルやドラマを聞けば『ああ』という感じで。後で検索したら子役出身の美青年で舞台にも出ているみたいでした。鈴木さんは『店長は…あなたのご主人は、店の女の子をほとんど口説いていて、そのうちの3人に手を出しています』『ご家庭の事情は私には関係ないことなのにすみません。でも、うちの主人を餌に女の子を釣るのは辞めてほしくて、店を辞めて2人で引っ越すことにしました』と、夫の不倫を暴露してきました」
その時の鈴木さんは目がすわっており、「うちの主人も悪いんですけど、有名なプロデューサーを紹介されたことに恩義を感じで不倫の片棒を担いでしまいました」と、テーブルにおでこがつくほど頭を下げたそうです。
女性に膝に手を置く夫を目撃
「それから鈴木さんに、『2日の19時から、この店でご主人が女の子を口説きます。私は行きますけど、奥さんはどうされます?』と、比較的敷居の高いライブ・レストランバーの場所が印刷された紙を差し出してきました」
れいかさんは悩んだ末に、鈴木さんと一緒にその店を訪れたそう。
「鈴木さんがとってくれた2階の席から下を見下ろしたら、由紀也と鈴木さんのご主人が向かい合って座っていて、20歳くらいの若い女性が由紀也の隣にいました。鈴木さんのご主人が、由紀也を褒めて途中退席した後に、夫が女の子の膝に手を置いたあたりで、耐えられなくなって席を立ちました」
後に、鈴木さんからは、若い女の子の手を握ったり肩を組んだりしている由紀也さんの写真が送られてきたそうです。
「鈴木さんのご主人は、さんざん由紀也に利用されたあげく、泥酔した夫に若い女性の前で演技のクセの強さを笑いものにされて、堪忍袋の尾が切れたんだそうです。鈴木さん自身も由紀也からセクハラを受けており、『本来なら縁を切るだけで夫婦問題には踏み込むつもりはなかったけど、どうせ縁を切るなら全部暴露してやる』と考えを変えたとか。人ってプライドが傷つけられると、心に火がついて思い切った行動にでるのかもしれないですね」
鈴木さん夫妻は、3ヵ月後に知人の誘いでシンガポールの飲食店で働くために日本を離れる予定だったそう。
「鈴木さんのご主人からは、『無料の探偵事務所か』と驚くくらいの、詳細なレポートや音声が届きました。前回のライブレストランの大学生には逃げられたようですが、3人の20代女性と不倫していて、そのうちの2人とはその時も続いているようでした。どれも、誘い文句は『イケメン俳優を紹介してあげる』『あの映画監督と会わせてあげる』。芸能界のコネをフル活用して、鈴木さんのご主人のような若い青年に自分を褒めさせて、株を上げるのが手口だそうです。私を口説いた時とまったく同じでした」