受験に失敗した息子。母が「思わず口走った言葉」で、暴れて不登校気味に。子どもを荒れさせたのは、母の発言か?非協力的な父か?
様子を見てばかりの先生に対して、不満を募らせるように
しかし、中学3年生は大事な受験時期でもあるので、芳子さんはできれば「学校に行かせたい」と考えていたそう。ただ、先生からすれば傍観しているのではなく「無理やり動こうとすれば、健司さんの気持ちはますます学校から離れるのでは」という思いがあったそうです。
「先生は、結局他人の子だから何もしてくれない。面倒だから『様子見』として、何もしようとしないのでは?」
そう感じた芳子さんは、再び夫に「どうにかしてほしい」と訴えることにしました。
しかし夫は「今、仕事で大事なポジションについたばかりだというのに、なんでそんなことに関わらなきゃいけないのか」と言い放ったそうです。
夫の発言に対し、芳子さんは「息子の今は一番大事な時なのに、あなたはどうして非協力的なの!」と、怒りをあらわにしました。
そんな芳子さんに対し、夫は「そもそも、お前は息子の気持ちを蔑ろにして、自分の気持ちばかりぶつけているのが問題じゃないのか。俺は健司の気持ちも尊重したいからこそ、あえて何も今は言わないんだよ。別に、何も考えていない訳じゃない」と、これまでの思いを怒りとともにぶつけてきました。
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