「少女漫画に出てくる男性みたい!」優しいカレに本能が燃え上がる私…。20代で2回離婚、二度と結婚はしない!と思っていたけれど(前編)
40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第24回目は、20代で2度の結婚を経験したナヲさんです。「結婚はもうこりごり」と一生一人で生きていく決意していたところ、40歳を過ぎて運命の出会いをはたします。ナヲさんに3度目の結婚を決断させたのは、愛猫の存在でした……!
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
【2度の結婚を経て40代で運命の人と結婚!飼い猫が繋いでくれた縁とはオトナ婚 第24話(前編)】
20歳で結婚しその後離婚、勢いで再婚するも再び離婚
――ナヲさんと旦那様が結婚したのは、お互い43歳の時でした。それまでのナヲさんの恋愛遍歴について教えてください。
実は私、バツ2なんです。最初の結婚は20歳。学生時代から付き合っていた人が相手でした。結婚生活は7〜8年続き、その後離婚しました。
――離婚理由はなんだったんですか?
相手の借金と浮気です。あと、これはどうしようもないことなのですが、子供ができなかったことも、離婚の間接的な原因かなと今では思います。不妊治療も少しはしたのですが、結局授かることはできませんでした。
そして、結婚生活の後半になると、相手に借金があることがわかり、女性の影もちらほら。
そういうのがはっきりわかった時点で私は「離婚したい」という気持ちになりました。相手も同じだったようで、特にもめることもなく、すんなりと離婚が成立しました。
――2回目の結婚について教えてください。
1回目の離婚をしてわりとすぐでした。相手は職場の男性です。その相手とは勢いで結婚はしたものの一緒に住むこともなく、1年足らずで離婚しました。
――え! それは展開が早すぎです。理由を聞かせてください。
そもそも私が1度目の離婚後、寂しくて勢いで結婚しちゃったというところがあると思います。職場の同僚でしたが、ほとんど交際期間もなかったですしね。
それで結婚をした後に気づいたのが、その人がモラハラ体質だったこと。たとえば、私の飼っている猫に対する態度が許せなくて。「邪魔だ」「くさい」と言ったり、モノのような扱いをすることが許せませんでした。
私自身に対してもモラハラ気質は同様だったと思います。それに対して私も相手が傷つくようなことをたくさん言ったと思います。
――最初から結婚するべき2人ではなかったんですね……。
そう思います。喧嘩別れのような感じで、すぐに離婚になりました。
30歳でバツ2となり、一人で生きていくことを受け入れる
――2回の離婚を経て、結婚に対する思いはどうなりましたか?
もう2度としない、って思いましたね(笑)。2度の結婚で、男性を毛嫌いするようになっていたし。まさに男性不信です。子供もいないから「私はこのまま孤独死するんだわ」と思い、そんな運命を受け入れてました。
それに環境も変わらなかったので、出会い自体もなかったですしね。
――婚活はしなかったんですか?
合コンやマッチングアプリのようなことは一切しませんでした。誘われても断っていました。
親も特に何も言わなかったし、友人関係にいたっては独身の方が多かったので。それよりも「これ以上嫌な思いをするぐらいなら、独身でいいんじゃない?」と言ってくれる人の方が多かったですね。
――それでは30代はもう仕事一筋で?
仕事と飼っていた猫ですね。当時は猫を3匹飼っていて、猫と遊ぶのが楽しいし、それが生き甲斐でした。
2度の結婚を経験し、「結婚はもうこりごり」と諦めていたナヲさん。一人で生きていくためには収入を安定させたい、と正社員の職業へと転職をします。まったく違う業界にチャレンジしたナヲさんの前に上司として現れたのが、現在の旦那様でした。
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