「普通に見える」人でも、実は発達障害の場合があるってホント?見た目では分かりづらい発達障害の特徴って(後編)
こんにちは、ライター・岡本ハナです。私の長女は、ADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。
前回の記事では、障害があったり、発達が気になる就学児が通所する「放課後等デイサービス」の見学を複数したものの、空きがなくキャンセル待ちが長く続くこと。また、障害の程度が異なることで入所を諦めた話をしました。
今回は、その続き。【後編】です。
<<この記事の前編:「放課後等デイサービス」の見学でへこんでいたら、救いの電話が
「発達障害に見えない子ども」は、たくさんいる!
早速、長女と一緒にこの放デイに行ったところ、初めて放デイを見学しに行った時とは異なる衝撃があったのです。
なんと、見た顔がちらほら。あの子は同じ小学校だ!この子は、いつも同じ公園で遊んでいる子だ!!
放デイに通所しているということは「受給者証」を取得している子ども達なのかしら。発達障害の診断があるの?と気になって仕方がありませんでした。だって、これまで周囲に発達障害児は長女しかいないと思っていたから…。
事業所の説明を聞く中で思い切って「あの子たちも同じ発達障害があるのか」と聞いてみました。
「長女ちゃんと仲良く話している子は、ASDと吃音をもっていますよ。おっしゃるとおり、一見分からないけれど、その日の体調や環境、場面によっては、その特徴が強く現れることもあるんです。長女ちゃんと同じような境遇だと思います」
ここの放デイに通所している子どもは、ほとんどが普通級もしくは特別支援級だが、長女と同じADHDの診断がある子どももいるし、ASDもいる。また、どちらも併発している場合もあるし、吃音(きつおん)やチック症に悩む子もいるそう。
でも、そういった子どもたちも、「学校で見かける」「公園で一緒に遊ぶ」といった、短時間の「点」でみる日常生活の上では、ちっとも障害が分からない場合があるのです。
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