「普通に見える」人でも、実は発達障害の場合があるってホント?見た目では分かりづらい発達障害の特徴って(後編)
発達障害がいかに多種多様で、人により症状が異なり、見た目では分かりづらいかを再認識しました。
一方、はじめて療育プログラムを体験する長女も、すんなりと溶け込んでいました。机上プログラムのひとつであるレゴ遊びに集中し、自分の作品を作り上げつつ、友達の作品を見て指差しをするなど、楽しそうにしているのでした。
長女も、短時間だけ見ると「問題がなさそうな子」に見えます。でも、このデイでは「大丈夫そうだから放置」するのではなく、私たちの家族構成や環境、困っていることを丁寧に汲み取り、中長期的な視点で「早期の療育が必要」と判断してくれた──。
「ここで療育を受けたら、変わるかも」
プログラムの内容、事業所の雰囲気や立地もしかり、何よりも指導員の理解があることに感銘を受けた私は、どうにかここの放デイにお世話になりたい旨を伝えると、素晴らしい提案があったのです。
「空き枠がないため定期的な通所は難しいけれど、用事や体調不良で生じた空き枠であれば、当日お電話をするのでスポット利用することはできますが、どうでしょう」
この柔軟な提案を、もちろん快諾した私たち。ついに、待ちに待った放デイへの通所が始まるのです。
次回へ続きます。
【前回のお話】
発達障害「グレーゾーン」「軽度」の人が感じている「生きづらさ」って何?診断名がつかないからこそ直面する困難とは
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