教員たちも受けたことがない、開かれた「性教育」。今の子どもたちに、どう伝える? 何が足りない⁉
静岡県三島市在住のライター神田未和です。看護師・助産師としてキャリアをスタートし、グローバルヘルスの世界で働いてきました。夫の闘病生活を機に取材ライターに転身し、女性のライフステージに応じた健康支援活動や啓発をライフワークとして執筆しています。
この連載では、思春期のお子さんをもつ親御さんが抱える「子どもの性」に関するリアルな悩みや、その対応策などについての体験談を紹介しています。
今回は、視点を変えて、公立小学校の先生に思春期の子どもへの関わりについて2回に分けてお伺いました。1回目の「小学校での月経教育や性教育の現状」に続き、2回目の本記事では、指導する教職員の性教育への意識についてです。
学校教育活動全体を通じて性教育の充実に努めるという国の方針はありますが、その実状は地域差があるのが現状です。これまでのインタビューでは、小中学校での性教育の状況や学校と家庭の連携があまり見えていませんでした。多様な体験談を知ることで、新たな視点に気づくきっかけになるかもしれません。
インタビューを受けてくださったのは、ある地方都市の公立小学校教諭のAさん(39歳)。社会人経験を経て小学校教諭に転職し、教員歴4年目です。小学校での性教育の現状についてお話ししてくれました。
【思春期こども #3 公立小学校の男性教諭 編2】
▶1回め記事『【小学生の性教育】先生たちも悩んでる!「どう教えていいかわからない」「他の業務で手一杯」現場が抱えるモヤモヤとは?』を読む
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