「ホテルが無料!?」あちこちで恩恵を受ける東大生。唯一彼らに嫌な態度をとる大人たちとは?

参加しないともったいない!東大ならではの「無料」プログラム

春休みに入って、ぼくはいくつかのプログラムに参加していた。一つが「サイエンスキャンプ」と名付けられた3泊4日の合宿だ。千葉県は柏の葉にある東京大学柏キャンパスを訪問し、様々な研究を見学し、簡単な実験を行う。

 

超伝導や形状記憶合金などマテリアルに関するプログラムがいくつかあり、事前に選択した。

 

柏の葉は都心から離れているため、学生にはホテルが手配されている。これが無料。食事はつかないが、夜は学生同士で交流することができる。最高だ。「無料」という甘美な響きは多くの東大生の心の鐘を鳴らす。

 

ぼくの班は、走行中の自動車に電気を供給する研究を行う研究室にお邪魔した。柏の葉の駅前には自動車に給電する装置がすでに設置されていて、実際に給電できる。そのシステムを再現したミニ四駆でぼくらは実験をおこなった(厳密には、体調不良でぼくだけ撤退した)。

 

柏の葉キャンパス内にはバスが走っていた。正面には「自動運転中」と表示されている。運転席に運転手さんはいるが、自動運転なのかもしれない。知らないところで、日本の科学が進歩している。

 

このサイエンスキャンプは楽しいだけでなく、研究室の院生や先生が非常に手厚いし、運営の方々も優しい。おすすめである。

 

▶東大生の優遇されっぷりはすごい

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