現役東大生が「他大学でなく、東大に入ってよかった!」と心底思う瞬間とは。それは「誇るべき学歴」や「レベルが高い授業」ではなく「意外にも」

東大生は一瞬で見抜いた風俗店の学割のシステム。あなたは見抜ける?

友人が言った。

 

「女の子と同じ大学の人が来たときに、マッチさせないように」

 

素晴らしい回答だと思った。

 

学生証を提示させる意義は複数あるだろう。

社会には学生の金銭的負担を小さくする慣習があるし、学生と社会人の利用時間帯は異なるから需要に応じて価格を下げているのかもしれない。

 

ただ、それらはビジネスにおいてよく見られる現象で、回答としてつまらない。月なみだ。誰でも思いつく。

 

風俗ならではの問題を解決する回答が、その人の想像力の高さを示すのだ。

 

風俗店の立場になって考える。従業員にはなるべく辞めてほしくない。従業員が辞める理由はいくつかあるだろうが、そのうち、報酬や働きやすさは店側がコントロールできる。

 

しかし、従業員が嫌がるような客を店側で完全に排除することは難しい。説教をしたり体臭が強かったり、多少嫌な客であっても料金の範囲内で耐える必要があるからだ。

 

しかし、知り合いが来て、周囲の人間に風俗店での労働について暴露されることには耐えられない。そういったことを防ぐために、すべてを防げるわけではないが学生に来てもらうことの有効性と総合勘案して学生証を提示させているのかもしれない。

 

すぐに気づいた友人のことを尊敬するし、そういう尊敬させてくれる機会があるとき、「東大に入って良かった」と常々思う。

 

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