
【モラハラ実話マンガ】給料をすべて奪い「言う通りにしろ」と怒鳴る夫。「もうダメだ」と思った私が起こした行動は
40代の働く女性は、自立しているからモラハラからも逃れられる? いいえ、そんなことはありません。さまざまな事情で、支配的な配偶者との結婚生活を続けている人たちは少なくありません。経済力があっても、夫から一方的に経済的自由を奪われるケース(経済DV)は珍しくなく、その中で自分の価値を見失ってしまうこともあります。
本連載では、支配的な配偶者を持った女性たちが「何を感じたのか」「どんな選択をしたのか」をお届けするとともに、カウンセラーによる心理的解説を行います。
今回は、「月々の給料25万をすべて夫に取られてしまう」Yさんのお話の続きです。
※個人が特定されないよう変更を加えてあります
連載【うちの夫はモラハラでした】#10
夫に宣言したはいいけれど…
「今までの私は、自分の違和感に目をつぶっていた。でも、もうこれ以上自分を無視することはできない」
そう決意したYさんは、夫に家計を明らかにするように言いました。
「夫は私の態度に苛立ちを隠せない様子でした。私がどんなに言っても、給与明細も通帳も見せる必要はないと言い続け、ただその場をやり過ごそうとしているのが見えました」
Yさんはもう一度、静かに、しかしはっきりと伝えました。「私は家計の状況を正確に知りたいだけ。そして私の給与は私自身で管理する。それが今後の私たちの信頼を築くために必要なことだと思う」
その言葉に夫は言い返せない様子でしたが、目を合わせようとはしませんでした。
「このままでは夫の支配から抜け出せない」と感じたYさんは、翌日会社に給与の振り込み口座の変更を依頼します。
会社に給与の振り込み口座の変更を依頼したYさんは、夫には再びこう伝えました。
「あなたが本当に家計を管理しているなら、明細や通帳を見せて。見せられないなら、私はもうあなたを信じることはできない」
夫は「妻は夫の言うとおりにしていればいいんだ」と声を荒げましたが、その瞬間、Yさんは心の中で、ある決意をしたそうです。その決意とは……。
続いての▶▶「この言葉で、私は決意しました」妻がモラ夫を見切った瞬間
では、自分が経済的に支配されていたことに気づき、そこから自分の人生を取り戻すことを決意したYさんのその後をお伝えします。
<<前の話
スポンサーリンク