学力平均レベルだったぼくが、38才で東大に合格。「働きながら受験勉強」という無理ゲーをやり遂げられた理由とは

40歳の大学2年生。誕生日会に集まった東大生たち

ぼくは現在2年生だ。2月10日に秋学期の試験が終わり、2月11日は誕生日だった。40歳になった。

とても恐ろしい。

所帯を持たずに40代になるとは思っていなかった。公務員になったときは20代で結婚すると思っていたのに。

 

記念すべき不惑の40歳は自宅で誕生日会をすることにした。東大生だけ集めた誕生日会。小学生が行うような食事や催しを自ら用意するお誕生日会だ。

 

25人の友人が来てくれた。昔は東大生にエンカウントするだけで「え!?東大生なんですか?」と驚いていたが、家の中に20人以上の東大生がいても驚くことはない。

慣れてしまった。

 

友人たちの多くは、誕生日プレゼントを用意してくれていた。ケーキやワイン、英語のテキスト、食品などだったが、東大生全体が裕福ではないことを知っているので、感謝しつつも申し訳なさを感じた。

誕生日会は13時から23時まで実施した。朝から準備していたぼくはへとへとだ。最後まで残ってくれた友人たちを送り出すとき、一人が玄関で言った。

 

「しまったなぁ、プレゼント持って来なかったなぁ」

 

とても気にしているようだ。もちろんプレゼントがもらえたら嬉しいが、手ぶらできても構わない。彼らは大学生なのだ。ぼくの日本大学のときの友人なんて、30代になって友人の家に行くときも手ぶらだ。

 

反省と後悔が東大生をより成長させる。その気持ちだけで嬉しいよ。みんな来てくれてありがとう。

 

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