買わないで!新年の運気が下がる「ダメ福袋」3つの見抜き方とは

12月から1月2月と、セールや福袋の登場に心躍り、ついつい財布のヒモも緩みがちです。でも、待ってください。買うときはわくわくしても、結局着なかった、使わなかった、という場合もあるのです。そうなると、お得な買い物がムダ遣いに大変身です。今回は、セールや福袋を買ってもいい場合・よくない場合についてFPが「コスパ」の視点から解説していきます。

 

「定価5万相当が1万円」、そのうち何円分が使える商品?

 

 

最近のバーゲンや福袋はかつてのような「売れ残りばかり」というわけでもなくなりました。分野によりけりなのですが、お正月は大きな商戦ですから、セールも福袋もメーカーが新規の大量発注をかけて原価を下げているケースが結構あります。特に福袋は、SNSで即写真が出回るので運試しの要素が減り、店頭で内容を確認してから買えるものがぐんと増えました。が、どのみち福袋には「不要なもの」が入っていますし、バーゲンの場合は「60%引きならいま買わないと損」など商品そのものの魅力とは別の損得勘定も働きがち。なにより、廉価な新規発注商品の場合は、プロパー品より品質そのものが落ちる可能性もあります。結果的に、買うときはコスパよく魅力的に思えていただけで、結局ムダ遣いになってしまった、ということになるのです。

 

セールや福袋で買ってNGなものは?

 

セールや福袋で買ってはいけないものはどんなものでしょうか。

 

NG1・中身の見えない福袋

 

かなり中身がよくなったとはいえ、福袋にはまだまだ「お得ではない商品」が詰め込まれている可能性があります。売れ残りだから、消費者側に見せられない、ということです。そのため、中身の見えない福袋は避けた方がベターです。例えば3万円相当の商品が入った1万円の福袋、開けてみると、1万円分しか使えるものがなく、あとは不用品だった、などということが往々にしてあります。

 

NG2・トレンドアイテム

ファッションには流行があります。そのため、今はやっているものをセールなどで手に入れても、着るのはほんの少しの期間、あとは来シーズンに持ち越し、となってしまいます。しかし、次のシーズンにはトレンドではなくなっており、着られないということも多くあります。「買って損した、いくらも着ないままクローゼットに眠っている」などということにならないようにしましょう。

 

NG3・値段のお得さで惹かれたもの

ちょっとデザインで気に入らない部分があるけど、安いから手に入れなきゃと思って買っても、結局着ません。そのため、十分魅力的だと思えるものを買うようにしましょう。

プロパー商品を高く手に入れても、お気に入りでよく使っていれば、1回あたりのコストが下がります。例えば、10万円のものでも10年使えば、1年あたり1万円。3万円のものでも、1年ごとに買ったら1年あたり3万円のコストになります。結局、使用頻度によってその商品のコスパも下がります。実は節約に、ということもあるのです。

 

セールや福袋で買ってOKなものもある?

 

 

セールや福袋に出てくる商品に魅力がないなら、絶対買うことができないの?いえいえ、そんなことはありません。買ってOKなものもあります。

 

OK1・下着類

下着類は、多少デザインや色が悪くても、外から見えませんし、ファッションのバランスを気にする必要がありません。また、下着類は毎日使用するもののため、劣化が早くサイクルも短期間ですので、悪くなったら交換することができます。

 

OK2・Tシャツ

Tシャツもインに着られるものならまず損しません。洗う頻度も高く、傷みやすいので、交換サイクルが他の衣類より短い傾向があります。どのみちそんなに長期は着られないので、気に入らなくても、インで活用できるというわけです。

 

OK3・高価なアウター

高価なアパレルブランドなどは、めったに値引きしないため、バーゲンなどがあればチャンスです。プロパー商品で1割引きでも値引きされれば、かなりお安く購入することができます。ただし、同じことを考えている人も多いため、セール初日に行くなど対策が必要かもしれません。

 

OK4・定番アイテム

10年前も使っていたようなベーシックなマフラーや手袋、この先もずっと使える文具、20年単位で使う家具などの定番アイテムがセールになっていたら、チャンスです。この先10年捨てる可能性がなさそうなアイテムはすべてお得。

 

OK5・日用の消耗品

洗剤やシャンプー、コスメなどの日用品は、売れ行きがいい、いわゆる需要が高い時期に安くなる傾向があります。例えば大掃除の時期に掃除用品が安くなります。日用品は、必ず使うものが多く、ストックしていても、劣化やトレンドが少ないので、安くなっているときにまとめ買いをしておくと節約になるでしょう。

 

値段相当、コスパが高いもの、さまざまなものが入り混じっているのが、セールや福袋です。

きちんと見極めて、無駄なものは買わないようにすることが、節約への第一歩になります。

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