
レス地獄から抜け出すために夫が繰り出した「必殺技」とは。妻との再出発は叶うのか?
小さな変化を積み重ね、信頼を取り戻す
一度失った信頼を取り戻すには、言葉だけの約束では足りません。ソウジュさんも、「妻の目が厳しくても、地道に改善を積み重ねるしかない」と腹をくくっているといいます。
「正直、僕の買い物癖はすぐに治らないかもしれません。でも、もし“また買ってしまいそう”になったときは、まず妻に報告する。そして、もし『やめとこう』と言われたら、素直に従う。それだけでも、小さな誠実さとして伝わるかもしれないと思っています。もちろん、買い物以外のストレス発散方法も見つけていかないといけません」
妻の気持ちを尊重し、裏切らない行動を積み重ねる。そんなシンプルな繰り返しこそが、関係修復への最善策だと、今は信じているそうです。
今後への思い「もう一度、妻と真面目に向き合いたい」
「レスの状態は、正直、絶望するほど辛いです。でも妻だって、本来は寝室を閉め出すようなこと、したくなかったはずです。なのに、僕の積み重ねた態度や失敗が、そうさせてしまったんですよね」
インタビューのなかで、ソウジュさんは何度も「反省しています」と繰り返していました。ただ一方で、「すぐに元通りにはならない」とも、現実的な見通しを持っています。長年の不満や不信感を取り除くには、相応の時間と行動が必要だと痛感しているからです。
「いきなりラブラブな関係に戻るのは無理でも、まずは普通に会話できるようになりたい。家計も一緒に見直して、未来のことをちゃんと考えられるようにしたい。子どもだって、今のままの両親を見ていたらきっとつらいと思う。自分の身勝手で家族を不幸にするのは、もうやめたいんです」
衝動買い以外のストレス解消法を模索中
「レスによる孤独感や仕事の疲れを、“買い物”以外の方法で発散しないといけませんね。最近は、ウォーキングやジョギング、本を読むなど、少しずつ試しています」
ソウジュさんは、「散財だけがストレス発散じゃない」と気づき、意識的にお金をかけずに楽しめる時間を増やそうとしています。図書館で雑誌を読む、ジムの体験に行く、友人とカフェで過ごす……そんな小さな行動の積み重ねが、“レスの悪循環”を断ち切るヒントになるかもしれません。
おわりに
寝室への“立ち入り禁止”だけでなく、ソファのクッションすら片づけられる――まさに「ここまでやる!?」という状況に陥ったソウジュさん。しかしそれは、奥さまの「もう限界」という心の叫びでもあったのでしょう。
衝動買いのエスカレートと、コミュニケーションの断絶。その2つが絡み合い、夫婦関係は深刻なレス状態に。けれどソウジュさんは、「まだ諦めたくない」と強く語ります。
家計を共有し、大きな買い物は相談し、夫婦で同じ目標を持つ――どれもシンプルなことですが、実行できるかどうかが未来を左右します。
「妻が何を思っているのか、正直まだ全部は分からない。でも、僕が変わろうとしている姿を見せ続ければ、いつかは伝わると信じたいんです」
その言葉には、痛みと反省、そして再出発への決意がにじんでいました。
高額な買い物や金銭感覚のズレが原因で、レスや別居にまで発展する夫婦は決して少なくありません。「これ、うちにも当てはまるかも」と感じた方もいるのではないでしょうか。
今はまだ笑って受け流せる段階でも、放置すれば夫婦の心の距離は、いつしか取り返しのつかないところまで広がってしまいます。
だからこそ、「相談なしの高額な買い物」は、夫婦関係における“地雷”になりかねません。“レス”という形でその代償を払う前に、互いの考えや家計状況を丁寧に共有しておくことが、夫婦円満の鍵となるでしょう。
今回の取材を通じて私が感じたのは、「大きな買い物そのもの」が悪いわけではないということ。問題は、それを“ひとりで決めてしまうこと”、あるいは“ストレス解消の手段として依存すること”にあるのではないでしょうか。
何が本当に必要で、何が一時の逃避なのか。見極めが難しいと感じたときは、専門家に相談するのもひとつの方法です。
最後に――取材後、立ち上がったソウジュさんは何度も「まだ諦めたくない」と繰り返していました。そしてその表情には、不安とともに、どこか吹っ切れたような前向きさもにじんでいました。
ゆっくりでも、一歩ずつ。
信頼を取り戻す道のりが、きっとこれから始まっていくのでしょう。
編集部より:
「最近、妻との距離がどんどん開いている気がする」
「レス状態が続いていて、もうどうしていいかわからない」
そんな悩みを抱える男性の声を、私たちは取材し、記事にしています。
あなたの経験が、同じように苦しむ誰かのヒントになるかもしれません。
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