「苦手な仕事なんて一生やらないと思ってた」47歳、医療クラークとして再スタート。“私でもできる”が働く自信に変わった日
旅行、息子の中学受験…「家族の幸せのために、今できることを」
クラークの仕事を始めた直接のきっかけは、昨年「家族でベトナムに行こう」と計画した海外旅行でした。5人分の費用を支払った結果、結婚前から大切に貯めていた“虎の子の貯金”がほとんどなくなってしまったのです。
「夫が稼いだお金は子どもの教育に使って、私は“娯楽担当”って決めてるんです。自分で働いて得たお金で、旅行費用を出せたらいいなと思っていて。それが私の働くモチベーションなんです」と、ナツキさんは笑顔で話します。
そんな軽い気持ちで始めた仕事でしたが、実際に患者さんからの質問に対応し、「ありがとう」と感謝されるたびに、やりがいや充実感を覚えるようになっていきました。
「最近では、『あなた、ナツキさんっていうのね。丁寧にありがとう』なんて言っていただけることもあって、胸がじんわり熱くなるんです。仕事に楽しさを感じられる余裕が、ようやく出てきました」
パートとはいえ、介護休暇・育児休暇・健診制度など福利厚生が整っていて、同じように子育て中のママも多く、主婦が働きやすい職場環境であることも気に入っている点のひとつ。
「夫が転勤になっても、別エリアで就労先を紹介してもらえると聞いています。このまま年齢を重ねても、安心して働けるかもしれません」
現在の働き方はフルタイムではなく、あくまで“扶養内パート”に留めていますが、「旅行費用の捻出」に加えて、「三男が中学受験をしたいと言い出したとき、塾代や受験料を出せるように、今から少しでも蓄えて、サポートしていけるようにと思っています」と話してくれました。
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【編集部より】
白髪染めをやめた。矯正を始めた。ドライヤーを買い替えた。骨密度検査をした。習字を始めた。寝る前にストレッチを続けている。資格を再取得した。ママ友と温泉旅行に行った。2㎏やせた。子どもとオンライン英会話を続けている。断捨離した。終活してる。離婚を決意した……
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