年末年始の海外なら!いま世界の秘境好きがこぞって手配中の旅行先とは?
国内も海外も行き尽したアラフォーのみなさまに、ちょっと変わったディープな旅行をご案内していく【オトナの癒し旅】。今回からは、前回までのソウルとはがらっと趣旨を変えて、パプアニューギニアへ。名前は知っているけれど、どこにあるかも知らない、っていう人も多いはず。そんなパプアニューギニアの魅力に迫ります!
驚き!ガイドブックが入手できなかった!
パプアニューギニアと聞いて、その場所を正確に言える日本人ってどれくらいいるんでしょう? 今回も「パプアニューギニアに行く」と言ったら「聞いたことあるけれど、どこにあるかわからない」「パパは牛乳屋というギャグしか思いつかない」とか、そんな感じでした。
日本で最もメジャーなガイドブックといえば『地球の歩き方』ですが、当然、世界中の国を網羅していると思い、出発前に、書店やアマゾンでパプアニューギニア編を探しても、ない! ほかの国の巻末のリストも探してみましたが、パプアニューギニアの文字はありません。つまり『地球の歩き方』にはパプアニューギニアはない!のです。
これには軽く衝撃を受けました。
ほかの国のガイドブックならともかく、パプアニューギニアがないなんて!一体パプアニューギニアってどんな国なんだろう?あまり調べずに行くのもいいかな?なんて、行くのがますます楽しみになったわけです。
パプアニューギニアって、どこにあるの?
それでパプアニューギニアの場所ですが、位置的には、オーストラリアのすぐ上にあります。オーストラリアのすぐ上といえば首都のジャカルタやリゾート地のバリ島でおなじみのインドネシアがあります。
パプアニューギニアの国土のほとんどは、実はニューギニア島という島の東側で、西半分はインドネシアです。つまりインドネシアと国土を半分こしているのです。地図で見ると国境は直線になっていますが、鉄条網とかがあるわけではありません。島の内陸部は標高3~4000m級の山地で、その中に国境があるので、内陸の人たちは勝手に行き来をしているのだとか。
ちなみにこのニューギニア島は、世界で2番目に大きい島です。これまたびっくりです。
パプアニューギニアの国土はこのニューギニア島がメインですが、それ以外に約1万の島があり、なんと800の部族が住んでいます。もちろん部族同士では、文化も慣習も違います。
首都はポートモレスビー、人口は約730万人です。
それから、近いのもあってオーストラリアの影響がすごく強いのを感じました。雑貨とか食品といった輸入品はオーストラリアのものが多いそうで、スーパーの酒屋さんに並んでいるお酒は、地元産かオーストラリアのものばかり。あ、バドワイザーもありましたけど。ワインは日本でもよく見かけるオーストラリアのブランドのものもたくさん売っていました。
日本人は何をしにパプアニューギニアに?
日本では、いまいちマイナーなパプアニューギニアですが、実はバードウォッチング、ダイビング、トレッキングなどが楽しめるアウトドアな国なのです。日本からやってくる観光客のほとんどが、この3つのどれかが目的です。
それから忘れてはならないのが、慰霊で訪れる人も多いということ。
パプアニューギニアにはピンとこなくても、「ラバウルがある国」というと「ああ」となる人もいるのでは?
そうです、先の太平洋戦争で日本軍と連合軍との激戦地となったラバウルがあるのがパプアニューギニアです。
戦後70年も経っているのに、普通に戦争の痕跡が残っていて、当時の話をしてくれる村の長老とかにも会ってきました。戦後生まれだし、身近にあまり戦争を感じずに育ってきましたが、こういうところにくると、「昔、本当に戦争があったのね」ということを感じずにはいられません。そして今でも世界のどこかでは同じようなことが行われているのだということも、まざまざと考えさせられます。
フライトは日本から6時間50分!あっという間
ちなみに日本とパプアニューギニアの間は、直行便が飛んでいます。日本のJALに当たる国営航空がエアーニューギニ。なんと週に2往復しています。
今回も夜の出発で、着くのは現地の朝5時ちょっと前。6時間50分のフライトで、未知の国に到着です。
ハワイに行くよりも全然早く、こんなに刺激的な国に着けるのは、驚きでした!ちなみに時差は1時間。パプアニューギニアで何をしてきたかは次回以降で!
*次回もパプアニューギニア! 次回はビーチリゾート! 隔週火曜更新。
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