発達障害児の母として、私が「間違えた」ことは。正しいことを伝えるよりも、「寄り添う」気持ちが大切なこともある
伝えることより、一緒に揺れることが大切なのかもしれない
「同じような経験をしていれば、きっと気持ちがわかる」
そう考えがちですが、実はそうとは限らないんですよね。
自分にも似た経験があるからこそ、相手がどんな気持ちなのか想像はできます。でも、その人がその瞬間にどんな気持ちでいるのかは、やっぱりその人自身にしかわからない。
私も自分なりの経験や知識を踏まえて、「今、この人にとって何がベストか」を考えたつもりでした。でも本当に必要だったのは、意見や助言ではなくて、ただ「つらいよね」と気持ちに寄り添うことだったのかもしれません。
私はこれまで、「何事も早期発見・早期対応が大切だ」と考えてきました。でもそれ以上に大事なのは、きっと「その親子にとってちょうどいいペース」なんですよね。
それぞれに違う背景があり、それぞれの気持ちがあります。だからこそ、「今どうしたいか」「何から始めるか」は、その親子自身が自分たちのペースで選んでいくものなんだろうなと、改めて気づかされました。
それにしても……また私は余計なことを言っちゃったんだなぁ。
それでもきっと私は、これからも誰かの話を真剣に聞き、おせっかいを焼いてしまうのだと思います。
このおせっかいな気質、いったいなんなんでしょうね(苦笑)
【前回の記事はこちら】
●学校での娘の態度が悪すぎる! これって発達障害だから? 指摘すると娘が放った「衝撃のセリフ」とは
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『ウチの子、発達障害ですけど 別に 「かわいそう」じゃないし!』(岡本ハナ 著/主婦の友社刊)
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