東大生が狙う「就職偏差値」が高い会社。第一希望に「エントリーシートが通らなかった」学生の敗因とは?

東大生でも就活には苦労する

最後に知人の例を紹介する。

 

知人Cは、今年大学院を卒業してIT系の企業に就職した。「IT系の企業」と表現するとカジュアルな響きがあるが、規模の大きい有名な企業である。

 

大学院も出た優秀な理系人材だが、第一志望の企業の面接には進むことができなかった。

それどころか、エントリーシートでそこそこの数落ちたらしい。

 

Cはエンジニアとして働きたいと考えていた。

しかし、エンジニアの採用枠では情報系の学生が有利で、物理系であるCは相対的に評価されない。

 

すべての会社の選考が終わった後、自分のエントリーシートの何が良くなかったのか知るため、相談室に行ったり、採用された人間のエントリーシートを読んだりした。

そこで、自分が組織に入ってからやりたいことが不明確だったこと、無難な表現に終始し魅力に欠けていたことに気づいた。

 

もう就職活動は終わったのに、定期試験で間違えたところを復習するように、振り返りを行なったのだ。

 

Cのそのような姿勢は会社内できっと評価されるだろう。

君はどこへ行っても大丈夫。

 

 

■編集部より

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