東大生に外資系コンサルが人気の理由。それは「楽して儲かる」からではなく、答えは真逆の
課題を解決するマッキンゼーの業務
コンサルティングと言っても、多様な取り組みがあり、他者からは不明瞭である。それが「何をしているか分からないのに多額の報酬をもらう人間」というイメージに繋がっているのかもしれない。
例えばこんなことをするらしい。
あるメーカーから電子レンジの電磁波を発する部分のコストカットを依頼されたコンサルタント会社は、従業員3人を担当者にし、そのうちの入社2年目のAをリーダーにした。3ヶ月で結果を出さなければいけないが、前任のチームがすでに3ヶ月取り組んで結果を出せなかった事案である。
Aは、まず当該部分の部品点数が100点であることを確認した。そして、一つひとつについてコストカットができないか検証した。同時に依頼主であるメーカーの製造部門の従業員に聞きとりを行う。しかし、現場の人々はコンサルが嫌いである。なかなか質問に答えてくれない。それでも粘り強く接触を続けた。
部品の一つにレアメタルが使われていることが分かった。使用書にはレアメタルの使用量について「過大量」と書かれている。曖昧な表現なので削減できるかもしれない。そこで具体的な使用量を担当者に聞いたが「教えられない」と言う。
▶非協力的な担当者にお願いしたこと
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