東大生に外資系コンサルが人気の理由。それは「楽して儲かる」からではなく、答えは真逆の
Aはここで諦めなかった。使用量が知りたいわけではなく、減らせる可能性があるのか検証したいのだ。現在の使用量を100とし、70、50、30で試作品を作って欲しいと依頼した。
この要望が受け入れられ、試作品を検証すると、性能はすべて変わらなかった。そこで、報告書とともにコストカットの提案書を自社とメーカーに提出し、これが採用された。
メーカーの製造責任者はどうして自社の製品の不要なコストに気づかなかったのだろうか。一つの可能性として、すでに十分な検証が行われ無駄がないと考えていること。そして、もう一つの可能性として、コストカットをしても自身の評価に影響する経営管理の手法が取られていないことが挙げられる。
無駄があるかどうかも分からないのに、自分の作業時間を削って部品のコストチェックを行う製造担当者はいないだろう。だからコンサルが必要だし、役員はコンサルが好きなのだ。
今回紹介したのは、東大生に人気のいわゆる「外資系コンサル」の事例で、BIG4と呼ばれるコンサルやそれ以外ではない。
世の中にはITコンサルとか農業コンサルなど種々のコンサルティングがあるし、事業規模も様々である。
それらは電子レンジのコストカットのような課題解決とは、課題へのアプローチも解決の方法も従業員の性質も支払われる報酬も彼らが取らなければならないリスクも全く異なるだろう。
外資系コンサルタントはなぜ東大生を惹きつけるのか。みな「コンサルティング」がしたいのだろうか。高額の報酬と厳しい環境に適応した優秀なメンバーの存在が、自己実現に繋がると考えるからではないだろうか。
■編集部より
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