「東大生って社会性ないよね」は誤解です!教授を手のひらで転がす学生の処世術とは
なぜならば、授業後の同級生との会話と紹介されるリアペの内容に乖離があるからだ。
教員の趣味を尋ねるリアペがしばしば紹介されるが、教員の趣味に興味があるのだろうか。そんな学生はリアペでしか見たことがない。リアペの中だけに存在する学生なのだろうか。
教員は嬉しそうである。嬉しいからこそわざわざ授業時間中に回答する。
学生の気持ちになって考えると、授業を聞いていなかったため他に書くことがなかったのではないか。
聞いていなかったから、授業内容を誉めることもできない。
やむを得ず、「先生のことをもっと知りたいです、おすすめの飲食店はどこですか」などと書く。
授業内容を褒め続けるリアペも良く見かける。
鋭い質問や意見を言うためには、授業への理解が必要である。だが聞き逃しや遅刻、欠席の場合はそれができない。
共有されたスライドを見て、「ここが勉強になりました!」と誉めることで、やり過ごしているのではないだろうか。
処世術としては良いように思う。
ただ、自分が教員であればリアペを鵜呑みにして喜ぶことはできない。
世間で思われている以上に、東大生は社会性が備わっていて、割り切ったり、話を合わせたり、優しくしたりできるのである。もし周りに東大卒がいたら、「変わり者」というレッテルは貼らないでほしい。
■編集部より
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