ダメンズを掴み続けてこのまま老いていく女【#婚外恋愛7】
どれだけバッシングされても、決してこの世から消え去らない不倫。
お互い籍を入れないままの恋愛。パートナーが複数存在する恋愛。
恋愛相談家・ひろたかおりが従来の「婚姻」の外にある恋愛と、その心理を傾聴する。
元カレとの再会
— G子(38歳)はいつもオトコ関係でトラブルを抱えている女性だった。
待ち合わせのカフェに呼び出されたその日、外のテーブルでぶらぶらと組んだ足を揺らしながら指にはタバコを挟み、気だるそうにまぶたを半分伏せているG子の姿からはだらしなさが漂っていて、あぁまた何かあったのかと心の中でため息をついた。
「お待たせ」
と声をかけると、無言でこちらを見上げたG子はぱっと目を開いて「聞いてよもぉー!」と甘えた声色で言った。
スキニーパンツにヒールのブーツ、丈の短いライダージャケットを着こなしているG子は、一見すると年齢より少し若く見える。だが、タバコも酒も大好きで毎週夜中まで飲み歩くことがやめられないその肌は、確実に老化を感じさせるシワとたるみが目立っていた。
「ていうか、ちょっと待って。お酒臭いんだけど」
こちらに伸ばされた手の、ネイルのはげた指先を見つめながら思わずきつい声を出すと、腕を引きながらG子は
「あー……ごめん。朝まで飲んでた」
とバツが悪そうに小声で言った。
誰と、と尋ねる気も起こらず、黙ってマグカップのコーヒーを口に運ぶ。
「あ、あのね」
そんなこちらの様子に焦ったのか、G子は手にしていたタバコを灰皿に押し付けると背筋を伸ばした。
「昨日、元カレに会っちゃって」
上目づかいに視線を送ってくる姿は、まるで好きな男に媚びを売る若い女性のようだと思った。
「また付き合うことになったの」
そして、すっと視線を外した。
この記事は
恋愛相談家
ひろたかおり
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