万博に行った東大生のレビューが深すぎる。「海外パビリオンは国ごとに展示の方向性の違いが!」、あなたは気づいた?

東大生の万博レビュー。ブルーオーシャンドームで感じたこと

2日間の万博のうち、1日目の午後は、ブルーオーシャンドームに全員で来場することになっていた。

 

撥水性が非常に高い斜面を水が粒になって不規則に転がる展示や立体的で巨大な地球が「(おそらく)いのち」をテーマに変化する映像を劇場で観た。非常に美しい一方で、見る者によっては気味の悪さを感じるような映像だった。

命とは神秘的であるが、血や肉といった物理的な要素は日常的に感覚の表面に現れていないから感じないだけで、実際にはこのような気味の悪さを内包しているということを想起させられた。

そのことを当然のように認知している者は美しさだけを感じ取り、無視し続けた者、忘れていた者は心のある部分を刺激され、それが違和感となって浮かび上がってくる。

ただ、体験したことのない立体的な表現や移り変わる美しい映像が、皆を魅了したのは間違いなかった。

劇場を出た我々は、自らの意思と関係なく招待者によって来場させられたにもかかわらず、「来て良かった」という共通の認識を持ったからだ。

 

さて、ブルーオーシャンドームを出ると再び自由時間である。建物を出た瞬間に近くにいた誰かと自然発生的に群れを作り、目的もなくふらふらと歩いり、離脱したりした。

気の合う友人は、バーレーン館やカタール館、北欧館を覗いたそうだ。

 

▶印象に残った展示は

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