東大生が「万博」で「すごいぜ!」と感動し2時間も滞在した展示とは。「2倍面白くなった」パビリオンの見方も

日本館のすすめ。心の中で「すごい!」を連発したポイントは

万博の当日予約は午前中の早い時間に試みる必要があるので、そのような時間に来場できない場合は、2ヶ月前抽選と7日前抽選が重要である。

ぼくは2ヶ月前抽選で日本館のチケットを獲得していた。日本館は3つのエリアに分かれていて、1つ目については前回の記事(こちら)で説明している。

 

そういえば、日本館のスタッフは、フリーサイズかつユニセックスのユニフォームを纏っている。これも再生可能な素材で、万博が終わったら溶かして再利用するようだ。再生できないボタンなどはなく、帯でサイズを調整する構造で、デザインは非常に洗練されている。購入できないか尋ねたが、非売品だった。

近くにいたスタッフの方に恐る恐る触り心地を試させてもらう。ジャージのような生地である。

 

日本館2つ目のエリアでは、藻を体験できる。様々な藻に扮したハローキティを見て藻への好感度を上げさせられたところで、藻の資源としての圧倒的ポテンシャルをタンパク質、オイル、二酸化炭素吸収量などで示される。

この頃には藻に夢中だ。「藻、すげぇー!これからは藻の時代だな!」と多くの来場者が思い、その日のゆうげで話したことだろう。

きっと、技術的・予算的制約があって普及や既存の資源の代替は先になる。それでも、ぼくを含む一般的な市民が藻について知り、伝聞し、周囲の人々の意識を変えることで、藻の認知を加速させられるはずだ。

 

▶「すごいぜ!」とこぶしを突き上げたくなった展示は