そのレシート捨てないで!「お金に変わる領収書・レシート」はコレ

確定申告の季節が終わり、花粉症が猛威をふるっているこの時期……。ぜひしておいてもらいたいことがあります。それは、医療機関はもちろんのこと、市販薬に関しても、領収書やレシートを捨てないで保管しておくことなのです。コンビニで買った場合も同様ですので、レシートの見直し習慣を今のうちにつけて!

 

保管すべき領収書・レシートは?

 

 

取っておくべき領収書やレシートは、

  • 病院の診察を受けたとき
  • 処方箋をもらうときに支払ったとき
  • 市販薬を購入したとき

に受け取るものです。

 

医療費控除に使用できる

 

 

医療費控除は、その年にかかった医療費の合計が10万円以上の場合、オーバーした分について、所得税を控除するよ、という制度です。簡単にいいますと、医療費控除は、病院などの医療費がかかってしまったときに、「多く払った分だけ、税金を少なくするね」という国の施策です。

 

医療費控除の対象は?

医療費控除の対象となる領収書やレシートは、

・病院を受診した治療費

・処方箋の費用

・市販薬(第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品)

になります。

 

どのくらい返ってくる?

所得税が20%かかっている場合、たとえば、2018年の医療費が合計15万円だった場合、確定申告をすると10万円を超えた部分の5万円についての20%である1万円が返ってきます。

 

医療費って、特に審美歯科でインプラントを入れたり、セラミックを入れたりすると、高額な費用がかかりますよね。こうした治療費も含めていいので、意外に10万円は超えます。

 

セルフメディケーション税制の適用に利用できる

 

 

注目すべきは、2017年から始まった「セルフメディケーション税制」です。こちらは、従来処方箋でないともらえなかった薬が市販薬になっているものが特徴で、1万2千円以上8万8千円以下の金額が対象です。医療費控除よりも金額が少ないので、利用しやすいのがメリットです。

「セルフメディケーション=自己治療・自己服薬」などと意味し、医療機関を受診せずに、自分で判断して治した人を対象に、税金を優遇するという制度です。

 

対象商品は?

セルフメディケーション税制の対象商品は、「スイッチOTC医薬品」です。この薬を買ったときのレシートのみが申請するときに必要となります。「スイッチOTC医薬品って何のことか分からない」と思うかもしれません。しかし、セルフメディケーション税制の対象とされる薬は、その外箱やレシートに分かりやすく書かれていますので、簡単に判別できますよ。

 

 

どのくらい返ってくる?

合計金額が1万2千円を超えた部分から、最大8万8千円までです。

たとえば、8万円で、所得税が20%かかっている場合、1万6千円が返ってきます。

 

現在、花粉が多く飛んでいますが、花粉症の薬は7日分で1,400円くらいするので、2か月分では8週分でも11,200円です。風邪が流行るシーズンには風邪薬を購入するでしょうから、1万2千円は超える可能性が高いのです。

 

条件がある

自分で予防につとめていることが条件になっており、会社の健康診断を受けていることとか、インフルエンザの予防接種を受けたこととか、セルフメディケーション税制の恩恵を受けるための条件があります。

 

 

 

今の時点ではどちらを選ぶか考えなくていい

 

とにかく領収書やレシートをまとめておきましょう。2018年が終わってから計算し、より税金が返ってくる方で確定申告すればいいのです。

 

レシートや領収書は、税金が返ってくるいわば金券と同じです。大切に保管しましょう。

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