「もう我慢はしない」49歳女性が忖度だらけの人生を変えた“ワーケーション”の魅力とは
ぎくしゃくしていた夫との関係性も気にならなくなった
思い返すとコロナ禍以降、夫も在宅勤務なので一日中顔を合わせ、昼も夜もご飯を作らなくてはいけないことがストレスでした。
夫との関係性にも悩んでいました。
「私は夫が好きですし、よく話し合っている夫婦だとは思います。でも……私がどれだけ苦しんでいても、夫は寄り添ってはくれない。そこには超えられない壁があるんです。22年のあれこれが積み重なって、もう別居するしかないのかな? と思うほど追い詰められていました」
そんなローグさんに一筋の光をもたらしてくれたのが旅でした。
「旅に出かけて帰ってくると、不思議とモヤモヤが消えて、心の中は楽しい気持ちで満たされている」そんな心境の変化が、ローグさんの日常にもよい影響を与えたのです。
「旅をすることで、『自分が今持っている幸せ』について再確認できたし、戻る場所があるからこそ、旅は楽しいんだということにも気づくことができました。あと、これまでは夫と一緒にいる時間が長すぎたんだなっていう単純な事実にも気づきました(笑)」
日常の生活では出会わない、「旅人」たちと交わす言葉の中に、人生のヒントやエッセンスが潜んでいることもあって、一期一会の旅の醍醐味を楽しんでいます。
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