開成や聖光、有名私立中は遠くて通えない。それでも東大合格した天才の子ども時代とは

開成・聖光・栄光は遠くて通えない。それでも東大合格

東京大学の合格者はほとんどが東京近郊に在住で、ほとんどが中高一貫校出身である。このような偏りは特定の地域に住む人やSAPIXに通えない家庭の子供が東大受験に向いていないと思わせる。実際、教育熱心な家庭の子どもの学力が伸びるのは当然で、居住地に良い塾がなければ引っ越す家庭もある。

 

東大には地方出身者がたくさんいる。ただ中高一貫校出身でない学生は、日比谷や翠嵐を除くと少ない。筆者の周りには一人もいないかもしれない。

 

相模原中等教育学校出身の東大生Aくんが塾に入ったのは小学5年生の秋だった。早期化が危ぶまれている昨今、小学3年生から入る児童も珍しくなく、小5はかなり遅い。それでもAくんは入塾試験で非常に優秀なスコアを取り、上位のクラスに配置された。小学校では、自分が1番賢いことはなんとなく気づいていた。

 

しかし、塾には上がいるようだ。入塾試験は悪くなかったが、1番ではない。塾の試験に照準を合わせて勉強を続けると、順位はすぐに上がった。神奈川県に住んでいるので、学力だけで見れば聖光や栄光を受験することになるが、6年間通学するのは無理があったため、自宅から通える相模原中等教育学校という中高一貫校を選んだ。

 

選んだといっても、誰もが入れるわけではなく、そこそこの進学実績を持つ学校である。東大進学実績を見ると、2025年は6名、2024年は5名だ。その付近に住む賢い児童を一手に引き受けているのかもしれない。Aくんはこの学校でも1番だった。ただ賢いだけでなく、賢い学校で学業の順位が良いと、ぼんやりとしていた自分の将来が次第にくっきりとしてくる。高校の進学実績を見て、自分は東大に行くと気づくのだ。

 

▶中高一貫校は先取学習が当たり前!?

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